文スト大好きな私が文ストの世界にトリップした話【ポートマフィア】

【番外編】黒太宰さんを絡ませてみる ページ9

いつになく緊張する、



太宰幹部の部屋に入るのは。




コンコン
「太宰幹部、中原です。書類をお届けに来ました。」
「入っていいよ」

太宰幹部は基本口調は穏やかな時の方が多いけど、あの綺麗な顔で睨まれるとかなりくる。


「そこに置いといて」
太宰幹部の指名した場所に書類を置く。


「…あの、太宰幹部、失礼だとは思いますが、一体何をしているので？」
「折り紙だよ、見て分からないのかい？」
書 類 で 折 り 紙 で す と ？！


「私が言っているのは、書類のことです。」
「あぁ、この書類？安心したまえ、サインなんかしなくていい駄文だから」
いや、駄文って…。





「駄文なら、それを渡した人に欠点を書いて渡したらどうです？」
「悪くない考えだけど、却下」
「何故です？」
書類仕事をせずに延々と鶴を折ってるよりよっぽどいいと思うけど。




「面倒だから」
なんですと
「では書類仕事をして下さい！」
私が指差したのは、かつて見たこともない書類の山！山！山！




「退屈なのさ」
「では仕事を」
「確かに、私にかかればこの程度の仕事など、今日一日徹夜しただけで終わるだろうけど…」
「なんですか」
歯切れの悪い言い方に違和感を覚える。

……っていうか一日徹夜しただけで終わるのか、つくづく天才は羨ましい。



「そんなことをしているのなら、自 殺法を試したくてね」
自 殺？

「まだ試していない自 殺法が沢山あるのだよ、今迄他の構成員に邪魔をされたりしていたからね、最年少幹部という肩書きは、自 殺するのに最も適してると言えるよ」
そう朗らかに語る太宰幹部は、そういうこと(自 殺する事)に生きる価値を見出しているんだろうか。





「じゃあせめて、太宰幹部がつまらなくないと思う仕事をしてから試して下さい」
「君、さっきからぐだぐだと煩いな。つまりは君は私に仕事をして欲しいんだろう？」
「はい」
幹部の仕事は大変だろうけど、その分とても大切なはずだ。


「つまらなくないと思う仕事、重要な仕事は全部中也に回してるからね、ここにある書類は全て切り捨てようが破ろうがシュレッダーにかけようが構わない書類だ。」
……今度中原幹部にお疲れ様ですって言おう。



「でもまぁ、君が私の言うことを聞いてくれるのなら、仕事をしてあげなくもない」
「本当ですか！」
「私はこの事で嘘はついてないと断言しよう」
マジか！

「どんな事でも聞くんだよ？」
そう言い妖しく笑う幹部。



勿論私が答えたのは…………。

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ラッキーカラー

あずきいろ

マフィアがマフィン食べてるようです。

姐さんとお茶会の時のマフィン

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