文スト大好きな私が文ストの世界にトリップした話【ポートマフィア】

紅葉の姐さん ページ4

なんか今日は中也さんに任務があるから稽古はないんだけど、その代わりの練習があるから首領のとこは行けと中也さんに言われた。





なんだろ、代わりの練習って、「まぁお前もポートマフィアだったらいずれはやるだろうから」って中也さんは言ってたけど……。


「首領、中原Aです。入ります」
コンコン、とノックして重厚そうなドアを開ける。



「頼むよエリスちゃぁん！このドレスを着てくれよ〜！」
「いや！今日はコレの気分なの！」




「ほら！フリフリだよ！ちょこっと！十秒だけで良いから！」
「可愛いお洋服は嫌いじゃない、でもリンタロウのその必死さがイヤ！」
エリスちゃぁん…と項垂れてるのは、首領、の筈だ…。




「あ」
首領と目があった。
「中原くん、いつからそこに？」
「首領とエリス嬢が追いかけっこしてた時からです。」


「いいかい中原くん、君は何も見ていない」
「はい、首領が嫌がる少女を無理に追いかけ回しているところなんて、私は見ていません」
一回言って見たかったんだよね、この台詞。


「で、私に何の用だい？」
「中原幹部に任務があり、稽古ができないから他の事を、と言われ、その事は首領が知っていると聞いていたので」



「あぁ！アレのことか」
ポンっと納得したように手を叩く。

「紅葉くん、いや尾崎幹部の所に行っておいで」
「はい」



えっと、紅葉の姐さんって、確か拷問班だよね……え、今日拷問の練習するの？武術もまだまだなのに？



困惑しながら首領室を出る。


黒服さん達に姐さんの部屋の場所を聞き、着いたんだけど、

「…入る勇気が、ない」
紅葉の姐さん、優しいイメージあるけど厳しい所はしっかり厳しいからなぁ、私に拷問なんて出来るか？できないだろ。


でもまぁ、コレも運命ってことで、


「尾崎幹部、中原Aです。」
「入ってよいぞ」
うわ、めっちゃ美声…



「失礼します。」
姐さんは拷問班だから、緊張が、半端ない。

「其方がAかえ？」
「はい」
「知っておるだろうが私(わっち)は尾崎紅葉、皆からは姐さんや紅葉と言われておる、好きなように呼んでくれてよいぞ」

「じゃ、じゃあ姐さんで」
優しく微笑んでいる姐さんは美麗だ。

「それにしても、愛のう」
「え？」
「中也と同じ名字だから、どんな娘かと思えば、なかなかに愛らしい」
めっちゃ褒めてくれる！
「ありがとうございます」


「で、今回私(わっち)が教えるのは、色仕掛けじゃ」


え…。

〈続く〉

色仕掛け？ナニソレオイシイノ？→←いきなり戦闘できる訳ない

ラッキーカラー

あずきいろ

マフィアがマフィン食べてるようです。

姐さんとお茶会の時のマフィン

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