文スト大好きな私が文ストの世界にトリップした話

【番外編】太宰治 ヤンデレ ページ39

番外編続きですみません。

ヤンデレ苦手な人にオススメは致しません。
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あゝ、何でこんなことになってしまったの？

私は何処でどう間違えたの？


彼は何処で変わったの？

あゝ、分からない、



知らない、






嫌だ嫌だ嫌だ、





好きなのに、それが伝わってなかった、




好きだよ？我愛伝月が綺麗ですねI LOVE youじゃ足りない。

でも貴方にはその一握りも伝わっていなかったのかな、









ねぇ、太宰さん。






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眼が覚めると其処は、まるで子供が使うドールハウスの様な場所だ。


「え？………………」
呆然とする、何も分からないし、情報を手に入れられる様なものが何もない。




戸棚を探そうにもまずその棚が無い、





ベットの下を探るも、掃除をしたばかりのような綺麗さ、









異様だ。





流石の私も此処まで完璧な誘拐？になると恐怖が湧いてくる。









「目が覚めたかい？」
バッ！と声のした方を見ると、其処には、









「……太宰さん」






私の恋人である、太宰治さんが立っていた。






「気に入ったかい？……と言っても、必要最低限のものしか置いていないんだ、ごめんね」
ニコニコと幸せそうに私を眺めながら謝罪の言葉を口にする太宰さん。






「此処、何処なんです？」
ありきたりな質問、でも私が今一番知りたい事だ。









「勿論、君と私の新居だよ」
びっくりした？なんて聞いてくる、太宰さん。



新居…？



「な、何言ってるんですか…、今日は四月馬鹿の日じゃ、ありません、よ…」
信じたくなくて、思わず顔が強張ってしまう。








「冗談じゃないよ、 前々から思っていたのだよ、君を私だけのものにしたい、とね」
そう語る太宰さんはうっとりしたように続ける。



「でもやはりいいね、君のその怯えたかのような表情、その瞳には私しか写っていないのだね、君のその美しい心は私のことで今はいっぱいなのだろう？……あゝ、やはりいい、恋い焦がれた人の心に自分がいるだなんて、そうは思わない？」
恍惚とした表情で私を見る。





誰？こんなの太宰さんじゃない、あの優しい太宰さんじゃない、









でも現実とは余りにも残酷で、









私の心は彼の人は太宰さんだと叫んでいる。







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