【HQ】教えてください【及川徹】

寝言 ページ6

＿＿＿＿ハッ




目が覚めた瞬間、視界に飛び込んでくる白い天井


ここは、保健室だろう




あれ、わたし・・・？



ぼんやりとする思考を動かしながら、思い出す



すると




シャッ

寝ていたベッドの、カーテンが開かれた




「ぅひゃぁ！」



我ながら女子力のない声・・・って、及川君？



「あれ？A起きたんだ〜☆」






いやいや、ちょっと待って、


「わ、私…もしかして…」



まさか・・・





まるで何かを察したかのように喋りだす彼


「え？あ、うん！運んでる途中でA寝ちゃったからさぁ！」




そのまさかだぁ―――――！！！



「私！変なことなんか言ってなかった…！？」





もしも寝言で泣き言を吐いていたら、




もしこのことがバレてしまったら








私、



私＿＿＿！！






「ああ」



ぎゅっと目を瞑る






「なんも言ってなかったよ〜☆」




よか、った









これ以上何か探られる前に、話を・・・






「ねえ」




「その傷どうしたの」




・・・え？

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