【薄桜鬼】華が散らぬように

花びらが78枚 ページ11

「撃てェ！！！」



ドンッ！ドーンッ！



土方さんが出立して数刻の後に



ジリジリと迫る新政府軍にたいし



入隊したばかりの隊士が発砲した事から



戦闘がはじまった



ドーンッ！



永「しっかりしろ！死ぬなよ！」


原「気をしっかり持て！」


隊「は、原田・・・さん・・・」


原「オイ！オイ！」



ドーンッ！



隊「オイ、しっかりしろ！」


近「くっ！」


原「近藤さん、撤退命令を出してくれ！戦力が違いすぎる！勝てっこねぇ！」


近「バカ者！敵を目前にして怖気付いたか 貴様それでも男か！？」


原「っ！」



タッタッ



斎「局長！南から敵が押し寄せて来ます！」


近「何！？」


永「北からも来てるぜ！」


貴「このままだったら挟まれて全滅だ！」


原「近藤さん！撤退は負けじゃねぇ。ここはひとまず引くべきだ！」


近「くっ！武士ならば命ではなく、名をこそ惜しめ！本陣隊！ついて来い！」


本陣隊「「「オーッ！！！」」」



タッタッ



千「近藤さん！」


近「突撃ィ！我等の力と気迫を見せてやれ！」



ドーンッ！！！



近・本陣隊「「「うわー！！！」」」


千・貴「近藤さん！！！」



よく見ると近藤さんと共に突撃した隊士は



全員死に、近藤さんだけが生き残っていた



近「あ・・・」


原「近藤さん・・・気合いで戦が出来る時代はもう終わっちまったんだよ」


永「頼む もう部下を無駄死にさせないでくれよ」


近「っ・・・撤退だ」


永「前の隊士も引かせてくる」


原「あぁ。シンガリは無論10番組組長の俺が引き受ける」


貴「左之助・・・」


原「斎藤と千鶴とお前は土方さんから大事な命令を受けてんだろ？頼んだぜ」


斎・貴「うん」



タッタッ

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山崎 丞

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