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「コンセプトとか、ステージや衣装について……」
日和さんたちは互いに確認をとりながらサマーライブについて話してくれた。
「……さて、じゃあそっちの番だね！夢ノ咲の情報を話すといいね」
私は静かに頷き、生唾を飲み込んだ。
これを話してしまえば、私は夢ノ咲の裏切り者になるのだろうか。
…いや。きっと皆が分かりきっていることだ。
「……手薄です」
「？」
「サマーライブにはほとんど、私やあんずちゃんは関与していません。
手薄状態……情報収集もしていないですから、お二人に策略があるならまんまとはまってしまう気がしています。
あんずちゃんは今、同時期に行われる遊園地ライブの準備に力を注いでいます」
「……なるほどね。」
日和さんは、興味があるのかないのかといった態度でこちらの話を聞いていた。
ジュンさんはつっけんどんな態度のように見える。私の話をあまり信用してないみたい。
「…私から言えるのはそれしかありません。夢ノ咲の生徒ですので……」
「うんうん、わかってるよ。十分だね！僕たちの計画が進みやすくなる」
…罪悪感が拭えない。学院側に利益は一切ないからだ。ああだこうだと言いながらも、結局私は大好きなEveのために動いてしまっているのではないか。
気を紛らわすために、目の前に置かれたキッシュを口に運んだ。
「…そうだな、僕が純粋に気になるから聞くね！
どうしてAちゃんは僕たちを応援したの？」
「……お二人は……Eveは、私にとって太陽だったんです。
私、家が厳しくてですね。両親と、姉が居るんですが…みんなハイスペックなんです。
ふたりとも、私に対する愛情がなかったんです。姉ばかり可愛がっていて。
私は姉に比べて、特技だとか優れるところはありませんでしたから…当然かもしれないです。
お金とかを置いてってくれてるのでありがたいんですが……
学校でも根暗だったもので、あまり友達ができなくて…正直日々がつまらなかったんです。
そんな時にEveを見つけました。
駅に貼ってある小さなライブの張り紙……
正直何かを好きになったことって今まで片手で数えられるくらいしかなくて、暇つぶし程度に、しか考えてなかったんです。
それが、お二人のお披露目ライブで…日和さんがいたこともあって旧fineファンばかりでした。
だから後から来た私はそこまで近くで見れなかったんですけど……
遠くからでもわかりました。
Eveは、何よりも輝いてた
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るか(プロフ) - 更新ありがとうございます！作者様のタイミングでこれからもよろしくお願いします！ (2021年12月5日 22時) (
レス) @page37 id: 5416661d68 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 久々の更新になってしまい1部の読者の方を不安にさせてしまったかもしれません…今後もかなり不定期でゆっくり亀更新になるかと思いますが、気長にお待ち頂けたら嬉しいです…コメントもありがとうございます！ (2021年12月5日 1時) (レス) @page36 id: a194f605ec (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 続きが気になります！！更新楽しみにしてます！ (2021年7月5日 7時) (レス) id: dc480b39e0 (このIDを非表示/違反報告)
永久 - タイトルが出てきたので読んでみたら、すごくおもしろかったです！更新頑張ってください！ (2021年6月19日 20時) (レス) id: 8eb18355f8 (このIDを非表示/違反報告)
ムイ(プロフ) - ストーリーがとっても好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年6月2日 20時) (レス) id: d436b19204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 x他1人 | 作成日時：2020年1月9日 2時
