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花御「汚い呪霊が!私とナナの邪魔したな。あぁ花達が泣いている。ナナは」

ナナ(宿儺)「退いてろ。弱い奴が。」

花御「両面宿儺。」

ナナ(宿儺)「散れ」

花御「早い」

ナナ(宿儺)「ナナに怪我はさせたくないからな。あとは」

花御「もちろんです。」

ナナ「スクナ。ありがとう」

両面「気にするな。ほら行くぞ」

花御「ナナ着きました。ここ」

ナナ「確かに花達が泣いてる」ナデ

花御「ナナ何か歌ってほしいです。」ナデナデ

ナナ「ハナミ。川に行こ」

花御「勿論です。」

がさがさ

ナナ「ここだと少し落ち着く」ポチャ

花御「ナナも少しはストレスが無くなりましたね」ナデナデ

ナナ「ストレスとかその感情がわからない。ハナミ」

花御「ナナの傍に居たサマトキ達が言ってた様に治ります。」

ナナ「ハナミも川に入っておいで」スー

花御「勿論」ギュ

チャプン

ナナ「どう?川に入ってみて。」

花御「少し落ち着きます。ナナの傍で」ギュ

ナナ「スー
森の海を 漂うのは
憂いたたえ 揺れる小舟
彷徨える魂と
澄みわたる 刹那の静寂(しじま)

枝葉つたう 時の滴(しずく)
震え落ちる 無垢な祈り
水鏡(みかがみ)に映るのが
潰えぬ哀しみの輪だとしても

光出して

花御「!!!」

誰もが傷つき 痛みを背負って
誰かを傷つけ ひた走る
酷く残酷な風が 吹き荒れてもなお
譲れない想い その胸に秘めたまま

黒崎「!!こっちか!」がさがさ

黒崎「!!!!」

闇の砂丘 流れ着けば
瑠璃を帯びた 琥珀の蝶過ぎし日の言霊(ことだま)を
翅(はね)に乗せ たゆたうばかり
錆びて朽ちた 鍵束でも
希望 一縷(いちる)抱(いだ)けるなら
守るべき宝物
愛しさが罪過に変わる前に

嘆きの扉を こじ開けて進め
誰ガ為ノ世界だとしても
強く儚く優しい 真実と嘘と
裏切りと罪と その全て受け止めて

哀しき運命(さだめ)を 生きる者よ
滅びの振り子に あらがう者よいつかいつの日か 仰ぐ天(そら)に
安らぎの音(ね)が 響くように―

矛盾の涙は 銀の波飛沫
誰ガ為ノ世界だとしても
遥か遠き日の夢の輪郭が今も
鮮やかなままで ただ 此処にあるから

誰もが傷つき 痛みを背負って
誰かを傷つけ ひた走る
酷く残酷な風が 吹き荒れてもなお
譲れない想い その胸に秘めたまま

サビの部分がとても好きです。
力が出てくる気がします♪」ガクッ

黒崎「ナナ!」ガシッ

ナナ「スゥー。スゥー。」

黒崎「また、見られた。」ギュー

黒崎「ナデナデ」

バシャバシャ

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作者名:にゃんこ | 作成日時:2023年12月8日 3時

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