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三十六話 ページ5

次の日。



「おやびんんんんんんんん」



昼休み、私は親分のいるであろう空手部部室へ走っている途中。



「へぶっ。」



誰かと角でぶつかった。



?「だ、大丈夫ッスか!?」



いや少女漫画かて。



「いや大丈夫。そっちこそケガなかった?」



?「大丈夫ッス、お気遣いありがとうございますッス!」



尻もちをついてる子を手を掴んで立たせてあげる。



え、なんで私が男側なん?



鉄虎「俺、南雲鉄虎ッス!姉御って呼んでいいッスか?」



「お、おう……私は瀬戸A。」



もうこの子可愛いからなんでもいいや。



「あ、じゃあね!鉄虎くん!」



鉄虎「は、はいッス!」



すると、鉄虎くんも私の進む方向と同じところに進んだ。



「あれ?鉄虎くんはどこに行くの?」



鉄虎「俺は、空手部の部室に行くッスよ!」



「え、私も。」



鉄虎「じゃあ一緒に行きましょうッス!姉御は入部希望ッスか?」



「いや、違う。でも部活は探してる。」



話しながら二人で向かう。



「親分!ちわっす!」



鉄虎「大将!こんにちわッス!」



紅郎「なんかいろんな呼ばれ方されるな……」



「結局親分にしようかなと。でも大将のほうがしっくりくるな……」



紅郎「大して変わんねぇけどな。」



よし、大将にしよ。



紅郎「で、どうしたんだ?」



「なんとなくです!」



言い切る私に大将が苦笑する。



紅郎「斎宮が泣くぞ?」



「そうですよね、宗先輩私のこと大好きですもんね……」



鉄虎「それを真顔で言われると怖いッス……」



呆れた顔する鉄虎くん。



「あれ、大将なにしてんの?」



紅郎「ああ、他のユニットに頼まれた衣装を縫ってんだ。」



鉄虎「大将は空手が強いだけじゃなくて、衣装も縫ったりできるんスよ!」



「え、かっけぇ!尊敬しかない。」



鉄虎「俺がいるユニットの流星隊の衣装は、大将が作ったんス!」



「おお、すげー!」



文武両道ってこういうことかぁ。さすが大将。



すると、いきなり人が飛び込んできた。



千秋「やっぱりここにいたか南雲!……そこにいるのは転校生か?」



鉄虎「た、隊長!?」



「そうですけど……」



?「きらりを刺したというのは本当なのか?それなら、うちの大事な隊員に近づかないでもらいたい!あと、鬼龍!少し南雲を借りていく!」



鉄虎「ちょ、何言ってるんスか!?」



紅郎「おう。だが……?「邪魔したな!」」



「え、だれ……?」

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アリサ - 終わっちゃった・・・ (2021年8月27日 10時) (レス) id: 2149cb42f2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ももさん» 話書くの遅くなってしまってすみません!でも、そう言っていただけて嬉しいです! (2020年3月14日 14時) (レス) id: 808eddc905 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 遅くなりましたけど…リクエストのお話とても素敵でした…ありがとうございます! (2020年3月14日 12時) (レス) id: 7b0d973be2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月7日 12時

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