学園の王子に目付けられた！！4【stpr】

157話● ページ11

莉犬 side



真吾「ちょっと赤石くんAさんが休みってどうゆうこと!?せっかく今日メイド服届いて試着できるのになんで!?」

莉犬「あぁあA具合悪いから…はわわ…!!」



真吾くんに肩を振られ続けて5分
Aがいないことに不満を持っていた
文化祭まであと少しだから、メイドがいないと準備が遅くなる



りり「文化祭まであと2週間よ??あの子やる気あるのかしら」

莉犬「体が弱いんだから仕方ないよ。それに文化祭当日に来れば問題ないでしょ??」

もも「ったく…周りにも迷惑かけて」ﾎﾞｿ



ももちゃんが小さく舌打ちした
おいおい聞こえてんぞ()



真吾「はぁ。てかAさん、最近色々悩んでるみたいだけどどうかしたの？」

莉犬「そうそう、うちのAが何者かにお弁当盗まれたんだよね〜…」←

真吾「うわ…クソ野郎じゃん」



ほんとだよ。
おかげさまでうちのAがビクビクしながら生きているよ←



りり「もも何か知らないの？」

もも「知らないよ。もう嫌がらせはしてないし」

莉犬「ほんとにぃー？」

もも「ほんとだから！」



ぎゃーぎゃー騒ぎ始めるのうるさい。
俺は今弁当盗んだ犯人を探してるんだよ!!(いきなりガチギレ)



真吾「Aさん、最近モテ期来てるよね。うちの部活で話題になってる」

莉犬「まじで??どんな話??」

真吾「Aちゃんは優しくて可愛いから他の女子とは違うって聞いた」

莉犬「まあね。Aは優して可愛いからね!!」ﾄﾞﾔ



なんで俺がドヤ顔してるんだろう



優希「赤石くーん」ｶﾞﾁｬ

莉犬「あ、優希くん」



我が最大のライバル、優希氏
Aの好きな人と言っても過言ではない



優希「Aさんのメイド服についてなんだけどちょっといい…??」

莉犬「え、あ、うん」

―――――――――――――――――――――


そうして、俺と5人を呼んで1年の教室に集められた
優希くんの手には何やらたくさんの写真



優希「これみてください」



と、机にばらまいた



ころん「え、」

さとみ「このメイド服」

「「「「「「派手すぎね？？」」」」」」



優希「これ、Aさん用のメイド服になってますが、他の女子と違う服なんです」

るぅと「どうゆう…」



優希「この派手なメイド服を着させようとしてる人が、Aさんの弁当を盗んだ犯人です」

莉犬「ふぁ!?」




ななもり「…それ、誰かな」







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優希「2年生の、金沢 天音 先輩です。」

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