−2−え……私の幼馴染が呪ってたんですか…？【乙骨憂太】

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『という訳で始まりました。第2回、高専1年イザコザ大戦〜焼肉と寿司を添えて〜
実況は私、薄場Aがお送り致します。解説には五条先生と乙骨さんをお呼びしました』

「えっ！？よ、よろしくお願いします…？」

「どうもー。五条で」

『えー、現在の状況は……』

「おいコラ遮んなや」




先生、口調が崩れてますけど。いつもの軽そうな口調はどこ行った？ブラジルに旅行にでも行きましたか？？



ちなみに現在の状況は、寿司派の真希ちゃんと棘が焼肉派のパンダと和睦(物理)しようと数の有利を活かして襲いかかっているところである。……あっ今真希ちゃんがパンダにヘッドロックをしかけたッ！そこですかさずトドメを刺そうと棘が呪言を………




『って待て待て待て待てストォォッップ！！！！』

「よ、ようやく不利な俺を助ける気に……！」

『ヘッドロックのことは別にどーでもいいんだけど…』

「は？？？？？(殺意)」




真希ちゃんがヘッドロックをしたまま、「んじゃ何の用だよ」と聞いてくる。私はファスナーを外した棘を無言で指差した。




『呪術の使用はルール違反です』

「おかか」

『いやおかかじゃなくてだな』

「おかか」

『審判(兼実況)の話を聞きなさい棘=サン』




反抗期だなさてはテメー。全く持って話を聞く気がゼロの棘を見て、「そんなら私は呪具OKな」と真希ちゃんが勝手にルールを追加した。だから止めろっつってんだろ！！




『これ以上聞かないなら私も最終兵器出すけどよろしくて？？』

「オマエ私ら3人を同時に止めれるほど強くねぇじゃん」

『お忘れかな真希ちゃん。こちらには五条先生と憂太という特級2人が揃ってることを』

「はぁ！？卑怯だぞそれは！！！」

『私使えるモンは全て使う主義だから』




大体、人がほぼいないとは言え公共の場で呪術を使おうとするんじゃねーよ。

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