−2−え……私の幼馴染が呪ってたんですか…？【乙骨憂太】

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結局、じゃんけんで棘が1人勝ちしたので寿司になった。さてどこの回転寿司に…と思って皆に着いて行くと、まさかの回らないお寿司。



先生は兎も角、真希ちゃんや棘が平然と入っていたのには驚いた。今までもちょくちょく連れて行ってもらってたんだって。チクショー、羨ましい人生送りやがって……！！！(血涙)




『さあ今日は五条先生の奢りだ！食って食って食いまくれ！！』

「何で奢られる側のAが仕切ってんの」

『あだっ。ちょ、先生、暴力はいけないと思』

「おっコレ旨そうだな」

『話聞いてねぇぞコイツら(ブーメラン)』




まあそんなことはあったものの、私達はとにかく食べまくった。どうせなら先生の全財産使い切る勢いで食べた。

……………はずだったのに。




『何で未だにそんな余裕そうな顔してんすか…』

「この程度でそんなこと言われても」

『コノテイドデソンナコトイワレテモ？？？』




回らないお寿司って私の想像より安いのかと思い伝票を見ると。



………………………………………。

私は無言で伝票を置いた。



あれ可笑しいな、0が見たことないくらい並んでたんだけど。私の目がとうとうバグったか？？それとも脳がちょっと理解を受け付けていらっしゃらないのかな？？？先生もしかして自宅に金のなる木でも植えてます？？



たぶん、特級呪術師である上に御三家の1人であることも重なって、先生の財力は異常なんだ。きっとそうに違いない。私はそっと考えるのをやめた。









(ん？ってことは憂太の給料も異常なんじゃ？)
(あー………最近使い切れなくて困ってるよ)
(金持ちにしか分からない悩み)

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