【カゲプロ】ﾀﾋんだはずの俺が異世界にトリップだと!?【ＮＡＲＵＴＯ】

1話 ページ4

キドside

目を開くとそこは知らない部屋だった

｢何処だよ､此処…｣

ｱｻﾞ｢ここはお前が住んでいた所とは違う世界…異世界だ｣

｢ひっ!｣

なっ､なんだアザミか…

｢って異世界!?｣

い…異世界ってあれか!?
漫画なんかでよく出てくる…

ｱｻﾞ｢キド､私はお前に生きていて欲しいんだ｣

アザミはオレを見つめそういう

｢もう小娘呼びはしないんだな…｣

オレは薄く笑う
はたして笑えているだろうか…

｢俺はもうﾀﾋんでしまった存在だ…だからもう皆に会えない…もう皆は俺の事を覚えてない…もう…皆は…｣

いつの間にかオレの目には涙が溢れ零れ落ちていた

ｱｻﾞ｢いや…あやつらはお前の事を覚えている｣

｢は…｣

今…何て言った?

｢どういう意味だよ…｣

ｱｻﾞ｢お前が言っていた[等価交換]という法則なら､今お前は生きている…お前が生きている事によってあやつらの記憶からお前という存在は消えなかったんだ｣

｢なっ…｣

それじゃ…それじゃあ…

｢意味がないじゃないか…!｣

オレは膝を抱え蹲った

オレという存在があいつらの中から消えるごとによってあいつらは幸せになるのに…

｢なんで俺は生きてるんだ…!｣

ｱｻﾞ｢キド…｣

俺なんか別に消えてよかったのに…なんで…なんでだよ…

ｱｻﾞ｢キド…お前はあやつらの幸せを願ったんだろう?｣

小さく頷く

アザ｢私は…お前を忘れる事が幸せだとは思わない｣

｢でも…俺にはこれしか…｣

あいつらのためにはこれしか方法がなかったんだ…

そう小さく呟いた

ｱｻﾞ｢本当にそうか?｣

アザミの言葉が響く

｢本当にお前はそう思うのか?あやつらを信じる事は出来ないのか?｣

｢そんな事は…!｣

信じてるに決まってる!…ただ…俺は…

ｱｻﾞ｢お前が怖がっているだけじゃないのか?｣

｢…!｣

ｱｻﾞ｢もう大丈夫なんだ､から…もう自分を殺すのをやめるんだ…｣

そのアザミの言葉はオレに重くのしかかった

｢でも…俺は…独りだ…｣

するとアザミは優しく微笑み､

ｱｻﾞ｢私がお前を見守ろう｣

俺を柔らかく抱き寄せた

それはひどく温かかった

｢…うっ､っぐ…」

ｱｻﾞ「今は泣けば良い…思う存分…な?」

｢っ…うっ､うぁあああああああああああああん!!｣






俺は泣いた

今まで溜め込んでいた物を吐き出すように

大声で

涙が涸れ果てるまで

泣いた






アザミは俺が泣き止むまで

優しく

優しく

抱き締めていてくれた

2話→←蛇の力の説明と力を使いこなせるか

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す