二 泉鏡花 ページ3
またもやうずまきに来てしまった…何かの引力でもあるのだろうか？
そう考えながら扉を開こうとすると和装の少女が目に入った。
『最近夜叉白雪が暴発する？』
｢…うん、それで貴方に聞きたくて…｣
どうやら白雪が暴発し、食事の時も…先入の時も自我があるように突っ走るらしい。
『大体先頭の時前衛に行く人は…庇護欲、承認欲求が高いらしいよ…きっと夜叉白雪はそうなんじゃないかな？』
｢…確かに、最近世話が多い…｣
『うーん、私もあんまり分からないかなぁ…自我持ってる異能って今の所一人しか見てないし。』
不満な顔をしたルーシーちゃんが扉の前でお出迎えしてくれた。
｢…何かあれば先に刈り取る。｣『珈琲一つー！』
先に席に座り、珈琲を頼んだ。
｢変な人が来て探偵社に依頼ですって。｣｢…え？｣
どうやら鏡花ちゃんへの依頼らしい。
依頼内容は簡単、船から鞄を見つけて運べば良い。
明確な船の記載がない所為で何処にあるのかさっぱり…
『1つづつ地道に探そう。』
『あの〜、黒色の鞄を持った人を見ませんでしたか？』
｢うーん…｣
手掛かりがあまり無い…しかも黒い鞄、調べる量が多すぎる…
｢あ、A手掛かりを____っ｣
鏡花ちゃんが此方に走って来た…何も手掛かりが無い上…
『…それより、敦を早めに引き上げよう』
『依頼書にあった鞄か…ひぇ、高そう。』
ルーシーちゃんが資料を一枚持って居たらしく、
丁寧に教えてくれた。
私達は指定された船に向かった。
鞄を開けたものの____中は空っぽ。
『ありゃ、そこに何か有るね。』
そこに何かあると気付き、鏡花ちゃんは短刀で溝を斬った。
中には真実と云う書類が詰まっていた。
元政府の諜報員…殺戮の夜叉の使い手。
怨恨のあった異能力者は襲撃を起こし…難なく倒されたと思われた。
母の異能である夜叉白雪は鏡花ちゃんに明け渡された
其の儘鏡花ちゃんを守った。
両親を殺した夜叉は…鏡花ちゃんの恩人でもあった。
『…そっか、良かったね。』
｢…うん。｣
鏡花ちゃんがやっと…気付いた。
みんな前を向ける。
じゃあ…私は…？
…もう少し知らないふりをしよう。
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りおん(プロフ) - 地震ー！！！大丈夫でしょうか…！？寒いと思いますし、沢山困り事もあるかと思います…。でもささやかながら応援していますし、ボランティア頑張ります…！そして！！作品とても大好きです！！！人読み惚れしてここまで来ました…！応援しています…！！ (1月5日 13時) (
レス) @page13 id: b7dec916ad (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - 地震大丈夫でしたか！？後片付け等色々ありますよね……黎明さんのお話やイラストが見れないのは残念ですが、１から読み直したりして全裸待機してます！！ (1月1日 23時) (レス) @page13 id: 250d9fc841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黎明 | 作成日時：2023年12月22日 23時
