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十五 次※イラスト有 ページ16

『次は先生の元へ向かう?それとも…敵の場所へ向かう?』


「そうだね…次は」


太宰さんは窓際に居た三毛猫に気付き、目を向ける。


「…煮干し?」『本当だ』



煮干しを猫に受け渡され、開くと情報が中に眠っていた。


詳しいことは分からないが、それぞれ持ち直し協力することになった。





「…離して下さい太宰さん!」


敦くんは声を上げ、腕を離そうとする。


「だーめ!離したら君達異能で喧嘩するでしょ?」



「…っでも!」



車の中、やけに大人しい芥川君とやけに巫山戯た太宰さんが居た。



「社長の命がかかった逆襲作戦に何故芥川を…」



「それが私の作戦だからさ、君達二人で潜ってもらう」



「此処で問題!何故私はこの最も仲のわるーい二人を起用したのでしょうか!」


はい、芥川君と手を伸ばした人を指し、その肝心の答えは…


「こっそり人虎を刻み捨てる為」「おい!」


「残念!はいA答えはー?」



なぜ私に振ったのか分からないが取り敢えず今ある考えを紡いだ。


『どんなに強い異能力者が首謀者と繋がっていたら意味が無い。

故に今ある戦力で一番強い異能力者を集めた、芥川くんと敦くんは

実践経験浅いからね。』



「半分正解で半分不正解〜!」



『腹立つ』






その後、直ぐに車両が止まり、続々と車を降りる。




私もその間に茂みを警戒しながら車を降りた。




『…彼処の入口からどうにか行けないかな?』



私は人で固められた入口を指差す。


「待て、此処は出口から行った方が手っ取り早い。」




芥川くんがそう云い、移動をしようとするが…私は引き留めた。




『魔人のことだ…出口を罠で固めているだろう。


それなら感知が遅い人を欺き、異能力者を捕えた方が早い。』



「人虎…二点のみ記憶せよ。


遅れれば捨て置く、邪魔すれば殺す…良いな」



そう云い芥川くんは坑道の入口の上へ向かった。



敦くんも飛んだ様に奥へ続いて行う…



『…早いね。』「見張りどころか感知器すら抜くとは…」



この前見たときよりも凄く成長していると云うか…


遠くから見るより近くで見た方がより実感する。



「我々も負けてはいられないね、始めようか。 」



『そう…でも分かっているでしょう。』


私は静かに微笑んだ。










「…変わったね。」

十六 苦悩→←十四 突破※イラスト有



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りおん(プロフ) - 地震ー!!!大丈夫でしょうか…!?寒いと思いますし、沢山困り事もあるかと思います…。でもささやかながら応援していますし、ボランティア頑張ります…!そして!!作品とても大好きです!!!人読み惚れしてここまで来ました…!応援しています…!! (1月5日 13時) (レス) @page13 id: b7dec916ad (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - 地震大丈夫でしたか!?後片付け等色々ありますよね……黎明さんのお話やイラストが見れないのは残念ですが、1から読み直したりして全裸待機してます!! (1月1日 23時) (レス) @page13 id: 250d9fc841 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黎明 | 作成日時:2023年12月22日 23時

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