十四 突破※イラスト有 ページ15
参加しないのは国木田さんと敦くんだけ、私達はポートマフィア前まで来た。
『…乱歩さんと裏口へ向かう、正面口は任せたよ。』
私達は裏口へ走り、物陰に隠れる。
「…正面口を突破されたぁ!?首領を死守しろ、俺もすぐ向かう!」
黒帽子姿の男性は入口へと振り返ると、乱歩さんは言葉を発する。
「それは困るなぁ、素敵帽子くん。」
私は物陰を離れ、姿を現した
『久しぶりだね、中也。』
「正気か?確かにあんたは探偵社の主軸だが戦闘能力は無い筈だぞ?」
「確かにAも居るが彼奴は俺に勝てた事が無い。」
___でも君、前に太宰に負けたんでしょ?
『…あ』
中也は重力調を変え、上から拳を振り上げた。
「推理小説は好きかい?」
登場人物は千人しかもその半分が殺人鬼、異能力の使えない小説世界で…
お互い死ななきゃまた会おう。
『結局私一人なんだ…』
ポートマフィア構成員は動揺し、恐怖で足が悴んだ様に震えている。
その間に浣熊が本を噛み_______逃亡。
『っと、私も仕事しますかねぇ。』
手を伸ばし構成員の元へと寄る、相手は異能力を使うと思ったが…
異能力_羅生門。
「何故…その異…能力…を?」
『そっか、知らないのか。』
四方八方からの銃撃を躱し手足を拘束した。
見慣れた屋内を歩き、前にいる三人に気付いた。
即座に攻撃を受け流し、後ろへ下がる。
『挨拶が相変わらず物騒ですね。』「久しぶりだな…A。」
<こっちは弾丸の雨だ、標本みたいに縫い止められてる。
そっちはどうだ敦、A>
<此方も手掛かり無しです…それと
花袋さんが消されました。>
《同じく手掛かり無し、乱歩さんと中原中也が現在異能空間で戦闘中…黒蜥蜴数名と会敵した。》
軍刀を引き抜こうとすると…突然黒蜥蜴は去って行った。
軍刀の光が反射し、私は黒蜥蜴を見る。
「…戦闘は出来なかったが他の探偵社員に伝えておけ…檸檬爆弾がある限り突破は不可能だと。」
『まずいな…』
まあ孰れ分かることになると云い私は引かざるおえなかった。
『はぁ〜…無理でしょこれ…』
私たちは撤退し、それぞれ別れた。
私はある人の病室に向かう。
私は椅子に寄りかかり、項垂れながら問う。
『太宰さん、次はどう動かす?』
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りおん(プロフ) - 地震ー!!!大丈夫でしょうか…!?寒いと思いますし、沢山困り事もあるかと思います…。でもささやかながら応援していますし、ボランティア頑張ります…!そして!!作品とても大好きです!!!人読み惚れしてここまで来ました…!応援しています…!! (1月5日 13時) (レス) @page13 id: b7dec916ad (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - 地震大丈夫でしたか!?後片付け等色々ありますよね……黎明さんのお話やイラストが見れないのは残念ですが、1から読み直したりして全裸待機してます!! (1月1日 23時) (レス) @page13 id: 250d9fc841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年12月22日 23時