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一 仕事 ページ2

『…真空って何だろう。』



その喫茶店は探偵社の休み処だった。



その一席で探偵社員達は…



「…えっ?」



「反動ですかねぇ…」「反動だな」「反動だねぇ」『反動かもねぇ…』




「…反動?」




国木田と賢治と敦以外燃え尽き症候群と云う屈辱に負かされていた。




そう云えば…迷が最近帰ってこない…何処かほっつき歩いているんだろうか?



変な事して無いと…あの子ならしないか。




「珈琲おかわり!」『同じくー。』



「僕カレーね!甘いやつ!」



「何か元気の出るやつ〜。」




注文内容…無茶苦茶だけどしっかり対応している女給さんに尊敬の眼差しを向けていると…




「…近くで組合の残党を見かけたんです、逃げられてしまいましたが彼女は金属の箱の様なものを持っていました。」



…面白そうな予感、モンゴメリちゃんが来る…!







『矢張り喫茶店に惹き付けられているよねぇ…何より珈琲が美味しい。』



「罪だねぇ。」


扉を開くと惨状な光景が広がっていた。



割られた窓硝子や珈琲の豆入れ、乱雑に置かれている椅子。




この場から分かることは唯一つ…強盗だ。



探偵社が居ない今を見計らった以上から…探偵社の敵の可能性が高い。



しかも計画的な犯行…。



『…』



顔を歪めて座り込んだ店長がやけに視界に入った。




「嗚呼"…何だお前____」



鞘で敵が吹き飛ばされ、鉄がへこむ。



『貴様等に鞘を使う事さえも不快だ…消えろ。』



鉄の扉が泡のように弾けた。



「この隠れ家が見つかる筈は____っ」



「乱歩さんが五秒で割り出したよ。」



「監視は____っ」



「武装した見張りは____」



どうやら足に縋っていた犯罪組織は恐れ戦いた。



「たっ助けて…そこの少女…っ!」





『…貴方の様な他人の権力に縋る愚者は黙って、折角御礼をしているんだからさ。』



悲鳴と血が脳にこびり付いた。







「____おかえりなさい。」




燃え尽き症候群に陥っている最中…待ち望んだ事は起きた。



「うちの新入り、ルーシーちゃんです。」



『か…』「か?」



『可愛いぃ…!』



目の前に行こうとしたら凄く重そうな鉄の箱が頭に衝突した。



『いてて…名前はルーシーちゃんで合ってる?』



「…ごめんなさい。」『否、良いんだよ大丈夫!』



「貴方…名前は?」『私はAA、よろしくね。』

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りおん(プロフ) - 地震ー!!!大丈夫でしょうか…!?寒いと思いますし、沢山困り事もあるかと思います…。でもささやかながら応援していますし、ボランティア頑張ります…!そして!!作品とても大好きです!!!人読み惚れしてここまで来ました…!応援しています…!! (1月5日 13時) (レス) @page13 id: b7dec916ad (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - 地震大丈夫でしたか!?後片付け等色々ありますよね……黎明さんのお話やイラストが見れないのは残念ですが、1から読み直したりして全裸待機してます!! (1月1日 23時) (レス) @page13 id: 250d9fc841 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黎明 | 作成日時:2023年12月22日 23時

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