【ルフレ】潤いを。

第7話 貴方視点 ページ8

「はぁぁ…」

その日の夜、私は寝ないで館の近くにある小さな崖みたいな所で盛大にため息をついた。

寝れなかったのもあるが、やはりルフレとの乱闘。あいつに庇ってもらうなんて私もまだまだだし、ルフレの言った『仲間だから』が引っかかったのだ。



「…仲間…あんまり言われたことないからかしら。」




「…！？も、もしかしてシュミル？」

1人でボソッと呟いたら、後ろじゃら1番今会いたくない人の声がした。



なんでいるのよ。寝てればいいのに。


「…何(ギロッ」


「な、何って…シュミルもどうしてここに？しかもこんな時間。」



「別に。考え事よ」


「そ、そっか…。」



沈黙。。



だーから嫌いなのよぉ！誰かといるのはっ(人にもよるが)



「…ッチ」

「ど、どしたの(焦)」




「…」




「ご、ごめん。また僕…」



「貴方は謝らなくていいわよ。」

こいつ、すぐ謝るわね…。

「で、でも…今日の乱闘の事でしょ？」


「怒ってはいないわ。


…貴方の言った『仲間』が引っかかったのよ」



前の世界では、言われたことないし。



「…そっか。
話ができて良かったよ。」




「…え？」


「だってあんまり喋ってくれなかったし。僕嫌われてるみたいだったから。」




「…貴方の事は好いてはいないわ。

ちょっと、羨ましかったのよ(ボソッ」


「ぇ？」

「じゃあね」



そろそろ寝ようと思い、自分の部屋へ向かった。




「…僕も寝よっかな。(スクッ」

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