【ルフレ】潤いを。

『かわいちゃった』 ページ18

『







家庭やお父さんの事もあって
お母さんの精神は参ってしまっていた。

でも、それでもお母さんは笑顔でいた。

分かっていた。無理して笑っていることくらい。裏では声を押し殺して泣いてたんでしょ？






…お父さんがいなくなった今、
私がお母さんを守らなきゃ。




お父さんは決して弱くなんてなかった。
私だってその血を引いている。



私が強くなって
お父さんの代わりにならなきゃ。



なんて考えたんだ。







ーーーーー


ーーー

強くなろうと思い立った私は
置いてあった
父の武器を手にした。





流石はあの父の血を継ぐ者。
我ながら 時間を重ねていくたびに
力が
自身についていくのが分かった。





居場所を、 自分を守る為に
私は時間を惜しんでまで、
武器を持った。



怖かったんだろう。
居場所を失うのが。



死ぬなんて、イヤだ。









ーーーある日、賊が襲ってきた。
私の家周辺を。


弱いもんだったよ

案外。



適当に攻撃してれば 倒れてった。







遺伝ってもんなんだろうな。

人には始めて剣を向けた。
でもお父さんは こんな風だったんだなあってわかった。



お母さんはそんな私を
目を大きく開いて見ていた。





その後は
ただ謝ってきた。 意味は分からなかったけど。




(ごめん。ごめんね。


『私達が 貴方をこんなに
変えてしまった。』)






《でもなんだろ。
心は満たされているはずなのに、
何かが足りないの》

『お話』→←『花を咲かそうとし、』

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す