3/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

悩み ページ10

私の部屋で着付けしてくれている2人。

その間、下でリボーンくんたちが待ってくれている。
別に先に行ってくれてもよかったんだけど、二人とも「待ってる。」って言ってくれたから…


あ、もちろん獄寺くんじゃないよ。


A「この着物キレイだね。」

ハル「はい！Aちゃんとっても肌が白くて綺麗なのでよく似合ってますよ！」

A「そ、そう？ありがとう。」


なんか、同性に褒められるってむず痒い。
ハルちゃんってお世辞とか言わなさそうだし、本当に思ってそうで余計に。

お世辞なんか言われたら、それこそわかってしまうし私は困るから言ってくれること自体は素直にうれしいんだけどね。


京子「実はね、この着物リボーンくんが選んだんだよ！」

A「…そうなの？」

京子「うん！朝リボーンくんが来てね、着物の着付けをしてくれって頼まれて…。愛されてるんだね！」


ああ・・
じゃあ起きてないって思ってたのは単純でおでかけしてたのか。


…さすがに後でお礼くらいは言っておかないと。

これもまた、うれしいんだけど…
なんだか複雑だ。


リボーンくん私に貢ぎすぎじゃないかな？
まあ、リボーンくんの経歴を聞く感じだとお金に困ってない生活してそうだし…なんとも思ってないのかもしれないけど。


この晴れ着、生地もいいしデザインも繊細だから…きっと高かったんだろうな…。


A「はぁ。」

ハル「はひ？どうかしましたか？」

A「…いや、なんかいろんなもの貰いすぎて…私なんもしてあげれてないなって。」


別にしてあげたい、とかそういうのではないんだけど。
やっぱりこういうのって返さないと日本人として人して気が済まないというか。

「ありがとう。」って言葉だけで受け取るには少し重いというか。


京子「じゃあAちゃんがリボーンくんがして欲しいことをしてあげたらいいんじゃないかなあ？」

A「して欲しいこと？」


うん。

とりあえず今頭にパッと浮かんだのはロクでもないことだったことは確かだ。

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