3/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

感謝 ページ11

京子「じゃじゃーん！」

ハル「どーですか！？Aちゃん！」


着付けしてもらって、あれよあれよと一階に下されみんなの前でお披露目された。
2人が自信満々にするから、私どういう顔して立てばいいのかわからない。

え、どや顔…？絶対違う。


獄寺「お、おぉ…。まあ、悪くないんじゃ、ねーの？」


意外にも真っ先に反応があったのは獄寺くんだった。

しどろもどろにそう褒める獄寺くんは、だいぶ「良い」と思っていてくれるのが伝わった。
…普段褒めるなんてぜったいにしないし。


まあ、獄寺くんが褒めてくれるなら悪くないよねきっと。


そう思って残り2人の反応も見ようと俯き気味だった顔をあげると、


山本「……。」

リ「……。」


2人とも無言だった。


A「…あの、どうかした？」


ハル「照れてるだけですよっ」こそっ


耳打ちでハルちゃんがそう言った。

照れている？
山本くんは「か、かわ…か、」と言っているのでたぶんあれは照れている。


リボーンくんは？


リ「……。」


終始無言のまま突っ立っているだけだ。

さすがに不審に思いリボーンくんに近づき、顔の前で手を振った。


A「おーい…？」


反応がない。


京子「…固まっちゃったね。」

A「だね。…えっと、みんなさき行ってていいよ？私リボーンくん連れて行くから。」


この状態のリボーンくんをさすがに置いてけないから、先に出るようにみんなに伝えた。
山本くんに関しては獄寺くんが襟をつかみ「おら行くぞ。野球馬鹿！」と引っ張っていったので大丈夫だ。


さて、あとは…


A「リボーンくん。」


当然、返事は帰ってこないので。

リボーンくんの抱っこして、ぎゅと抱き寄せた。


A「ありがとね。」


耳元でそっと呟いた。

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