悲劇の始まり ページ23
獄寺「10代目…」
沢田「あ、あの…ごめんね。せっかく持ってきてくれたスイカ…あんなことになっちゃって。」
獄寺「…」
わたし的にはあのスイカの惨状はビアンキさんのせいかと思われる。
けど空気読んで黙っとこうか。
獄寺「姉貴とは8歳まで一緒に住んでました。」
沢田「？！」
獄寺「うちの城ではよく盛大なパーティーが行われたんですがオレが6歳になったとき初めてみんなの前でピアノを披露することになったんです。」
今さりげなく城って言わなかった？
自分家城なの？？
私と同じことを思ったのか色んな意味でショック受けた顔の沢田くんがいた。
獄寺「その時姉貴が初めてオレのためにクッキーを焼いてくれたんです。それが彼女のポイズンクッキング1号でした…
後で分かったんですが姉貴は作る料理が全てポイズンクッキングになる才能の持ち主だったんです。」
沢田「どーなってんのそれ？！」
獄寺「もちろん当時クッキーを食べたオレは激しい目眩と吐き気に襲われピアノの演奏はこの世のものとは思えないものに…
でもそれは序章でしかありませんでした。
そのイカレた演奏は高く評価されてしまったのです。
それに気をよくした父は演奏会を増やし姉貴も…
その恐怖が染み付いて今じゃ姉貴を見るだけで腹痛に。」
ひ…
「「(悲劇だ…)」」
…だからこんなにグレてるのね。
納得したよ、すごく。
沢田「うすうす勘づいてたけど…強烈なお姉さんだね…？」
獄寺「ええ、大嫌いです。
俺は姉貴には近づけません。10代目…姉貴をこの町から追い出してもらえないでしょうか。」
それは賛成しよう。
私の命も危ない。
A「協力するよ。」
獄寺「は…？なんでお前が。」
沢田「あ、いろいろあって…！」
ひとまず私の事情も説明しておいた。
完全なるとばっちりであるということも。
A「で！何か案は…？」
獄寺「一つだけ心当たりがある。姉貴の元彼、ロメオって男にリボーンさんと会うまでメロメロだったんス。
そいつに会えば地の果てまで追いかけるかと…」
ビアンキさんてストーカー気質なの？？
沢田「またぶっ飛んだ作戦だーーっ！」
獄寺「一応写真があるっス。」
ﾋﾟﾗ
そう言った見せた男は、
沢田「こんな牛男見たことある…」
A「ランボくんの10年後にそっくり…」
ランボくん瓜二つの伊達男でした。
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宵知(プロフ) - 初めまして！！リボーン自体の夢小説は少なくて涙が止まりませんでしたがとても良質な素晴らしい作品をありがとうございます。一日で一気に読み終わってしまいました。もう更新されるご予定はないのでしょうか。応援させていただければと思っています。 (2023年3月23日 14時) (
レス) id: 13d7f8f596 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 赤ん坊姿でさえモテモテなリボーンに夢主ちゃんがどう墜ちるのか楽しみです！ (2019年12月7日 3時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
樹 - スッゴく面白かったです！これからも頑張ってください！ (2019年3月19日 23時) (レス) id: 7fba46ff84 (このIDを非表示/違反報告)
黒田李瑚(プロフ) - リドルさんもですか！自分の推し落ちがほんとに少なくて(￣^￣゜)そんな時にこの小説見つけて心から舞踊りました！ほんとに感謝です！ (2019年3月17日 1時) (レス) id: 85d4b84df1 (このIDを非表示/違反報告)
リドル(プロフ) - アイさん» 大丈夫ですよ！ニヤニヤしてください！(ぇ)続編書きましたのでよかったら読んで見てください！コメントありがとうございます(*'v'*) (2019年3月14日 18時) (レス) id: a52989d574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リドル | 作成日時：2019年3月5日 16時
