303* -Yuki side- ページ9
*
殴った手の甲がひりひりして
はじめての感覚に、手が震える
晃「…なんやねん、お前ら」
匠「…これが俺らの本心だよ」
みんながみんな、きっといい方向になるって信じて
ここまで我慢してきたけど
・・・俺は
祐「…っねえ」
海に近づいて、肩を、強めに叩く
祐「なんでいつも相談に乗ってたんだよ」
祐「好きなら、なんで…！」
手首を掴まれて
俺より少し身長の高い海は
今までにないほど、冷めた目で俺を見た
海「その言葉、一番お前に言われたくない」
海「俺は待ってた、葛木さんが俺のこと好きになってくれるの。だからなんでもしてあげたくなった。でもお前は？」
なにも言えない、なにも言い返せない。
馬鹿みたいだけど、泣きそうだ
海「好きになってもらって、今の関係が崩れるのが怖いんでしょ？」
やめて
弱い自分を、見られるのが嫌いなんだよ
海「なにもせずに外野でわーわー騒いでるやつと一緒にしないでほしい」
わかってる
わかってるんだよ
俺には晃一を殴る資格なんてないこと
祐「…だったら教えてよ」
祐「諦める方法教えろって言ってんだよ…！」
祐「どうしても嫌いになれないのに…どうやってあいつのこと諦めろって言うんだよ！！」
そういって音楽室を出ようと、ドアを開けて出ようとした
でも、誰かの背中がドアに当たって
その誰かの顔を見たら、
なにもかも、壊れてしまえと思った
「・・・っ」
*
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光子 - 素敵な作品ありがとうございました。本当に1ページ1ページドキドキして、息もつかせぬ展開で本当に最高の作品でした。登場人物みんなが輝いていてこの小説を読んでいるときは夢の中にあるようでした！今まで読んだ占ツクの中で一番の作品です！ (2019年11月5日 0時) (
レス) id: 96b8b42efc (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - 1番楽しみにしていたお話しでした、、、コーイチおめでとう、、、（ ; ; ） (2016年6月22日 23時) (レス) id: b8f9ad2eb0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました。ひとつひとつの言葉とか表現の仕方がとても好きです。ハンカチ常備で読ませてもらいました（ ｉ _ ｉ ）ほんとに素敵な作品でした。お疲れ様でした。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: 2bdea478a7 (このIDを非表示/違反報告)
てんちゃ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしていました！誰と付き合うか最後の最後まで全く分からなくて最後匠海くんに大好きって言ったからそっちかー！ってなりながらよんでいったら晃一くんでもう感謝しかないです（；_；）最高作品でしたありがとうございましたおつかれさまでした！ (2016年6月11日 14時) (レス) id: 3f6b93e2c1 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - ほんとに完結してしまったんですね…（ ; ; ）EVER BLUEは私にとってこれからもずーっと大好きな作品です！余計に晃一くん大好きになりました（笑）これからも素敵な作品お願いします！お疲れ様でした〜！ (2016年6月11日 14時) (レス) id: ab39c0d598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2016年4月17日 22時
