ポケモンの世界にトリップ！？〜輝く未来〜

しばらく出来ないから… ページ8

マノンside

｢おーい、マノーン！｣

え！？何で！？

マ｢レイ！｣

レイがいつもの様に私をハグする。

あれ？今日は仕事じゃなかったっけ？

するとレイは唐突に、

｢マノン、バトルしない？｣

マ｢ええっ！？どうしたの、急に！｣

｢いいから、いいから！お願い！｣

マ｢わ、分かった……。｣

一体、どうしたんだろう？

珍しいなぁ、急にバトルしたいなんて。

アランも何にも言わないし。




マ｢じゃあ行くよ！チーちゃん、ひっかく！｣

｢リリィ、かわしてでんこうせっか！｣

『フィア！』

リリィのでんこうせっかがチーちゃんに直撃。

でも……！

マ｢チーちゃん、まだいけるよね！｣

『チョロ！』

｢やっぱりマノンはそう来なくっちゃ！
リリィ、ハイパーボイス！｣

マ｢チーちゃん、あくのはどうで迎え撃って！｣

(ドォォォン！)

マ｢チーちゃん、もう一度あくのはどう！｣

｢こっちもハイパー…っ！｣

！？

レイがフラリとよろめいてしゃがみこむ。

ちょっ……！レイ！？

マ｢レイ！？どうしたの？大丈夫！？｣

ア｢レイ、大丈夫か！？｣

アランもベンチから立ち上がりレイに駆け寄る。

｢大丈夫…大丈夫よ……。ちょっとたちくらみがしただけだから。｣

貧血……？

仕事、忙しかったのかな。

でも、おかしい。

レイはどんなに仕事が忙しくてもいつもピンピンしてるのに。

マ｢とりあえず医務室に行こう？｣

ア｢そうだな。レイ、膝曲げれるか？｣

｢うん……。｣

レイは真っ青な顔で力無く答える。

大丈夫かな……？心配だよ……。






マ｢レイ、大丈夫？｣

｢うん。ごめんね、中断させちゃって。｣

ちょっと休んで顔色が良くなったレイが控えめな笑顔で答える。

マ｢大丈夫！でも…どうしたの？いつもレイはピンピンなのに。しかも急にバトルって…。｣

｢しばらくバトルとか出来ないから最後にマノンとしておきたくて。｣

しばらくバトルが出来ない？どういう事だろう？

ジ｢どういう事ですの？…まさか！｣

ジーナさんがハッとした顔になる。

するとレイは頷いてふにゃりとした可愛らしい笑顔で答えた。

｢えへへ…！そのとーりです。３ヶ月なんです。｣

レイが少女…ではなく母親らしい眼差しで自分のお腹を優しく撫でる。

て事は……！

マ｢えええっ！そうだったの！？２人共、おめでとう！｣

まさか…レイに赤ちゃんがいたなんて!!

だったら説明がつく。

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