ポケモンの世界にトリップ！？〜新しい世界〜

アルトマーレ編part13 ページ29

レイside

翌々日

私達は昨日も今日もラティアス達の"秘密の庭"に向っていた。

もちろん、カノンの案内で。

あんな入り組んだ道、覚えられる訳ないし!!

アルトマーレにいる間はラティアス達と遊ぶつもり！

だって今日入れてアルトマーレ滞在はあと2日しかないんだもん。

休みが明けたら私達も忙しくなるしこんな気楽に遊べるのは当分無いかもだしね。

もちろん、アランとも当分会えない。

研究会に向けて論文を書かなきゃいけないらしくて……。


そんな事をフラムを撫でながら考えてたらカノンが私の顔を覗き込んで来た。

カ｢レイ！どうしたの？浮かない顔して。｣

｢いやー、帰っちゃったらまた忙しくなるなぁと思って……。｣

カ｢そっか……。シンガーソングライターって大変なんだね……！そうだ！良かったら何か歌ってくれない？私、レイの歌声聞きたいな。｣

｢分かった！｣

やっぱアルトマーレと言ったらこの曲しかないでしょ！




海に風が 朝に太陽が 必要なのと 同じように

君の事を 必要な人が 必ずそばにいるよ


森に水が 夜には光が 必要なのと 同じように

君の命 壊れないように 誰かが 祈っている

どんなに遠く長い 道のりでも いつかたどり着ける

歩き出さずに 立ち止まってしまえば 夢は消えてゆくだろう

恐れないで 勇気捨てないで

君はひとりぼっちじゃない

いつか2人で 追いかけた虹は 今でも 輝いてる

憎しみが渦巻く 未来が 僕らを飲み込んでも

信じ合い 許しあえる心 いつでもなくさないで





カ｢ふっ……うっ……！｣

｢えっ！？カノン！？ど、どうしたの！？｣

カノンはいつの間にかボロボロと泣いていた。

カ｢ごめ……ん…感動と寂しさが一気に来て……！｣

｢カノン……！｣

私も涙が出て来ちゃった……！

カ｢また、必ず、遊びに来てね！絶対だよ！｣

｢もちろん！絶対に必ずまた来るから!!｣

カ｢うん！｣




夕方

ア｢そろそろホテルに戻るぞ。｣

｢うん……。｣

カ｢明日、見送りに行くから！ねっ？｣

『クゥーン!!』

『シュワーン!!』

ラティアスとラティオスが擦り寄ってきてくれた。

｢ぐすっ……うん！｣

ばいばい。秘密の庭。また会おうね。

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