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endless ページ7
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追いかけて、追いついて、だけど走馬灯は消えなくて
深く、暗い闇の中を彷徨ってはまたそこに沈んで
終わりのない出口を、消えないぬくもりを探しては捨てて
"いい子にしてたら帰ってくるからね、きっと"
細く繊細な手が伸びてきて、柔らかくもはっきりとした声が頭上で聞こえる。
触れられた掌は優しくて、だけど大きく、それに手を伸ばそうとするけれど
周りは白いもやに囲まれていて届きはしない。
あの人が、俺の名前を呼んでいなくなった。
白くもやのかかるその先に小さく。
"ピピピピピ"
「…ってぇ…」
頭上から落ちてきた時計に重たい目蓋を開けると
それと同時に音を消した
開けっぱなしの窓から陽が漏れ、二日酔いの頭に酷く残像をみる
しばらく目を閉じていると
"ピコン"
腹の上で携帯が鳴った
通知と共にメッセージがディスプレイに映し出され
その文字をゆっくりと追う
再び襲いかかる睡魔に頭をぶるぶると振って
その反動で体を起こした。
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pooh1221(プロフ) - 今、大学1回生のものです。中学３年の頃作者さん本人から占いつくーるの存在を教えてもらいました。今でもよく作者さんの小説を読ませていただいております。本当に文章表現が豊かで頭が上がりません。作者さんの更なるご活躍をお祈り申し上げます (2020年2月13日 16時) (
レス) id: 05dd12fe89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぱん | 作成日時：2019年11月11日 21時
