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chaser ページ3
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「どう思う？」
口を開いたのはお店の常連の松本さん
濃く線取られた瞼を開くと、上向きの太い睫毛が上がり
キリッとした瞳が俺を捉える。
両肘をカウンターに付け、手の甲に顎を乗せると
クイッと右に口角をあげて見せた。
「会社継いだら、今よりもっと忙しくなるでしょ？」
透明なワイングラスを彼の前に置き、強めのアルコールを注ぎながら問いかけた。
上げた口角をゆっくりと下げて、長い睫毛がグラスを見ながらゆらゆらと揺れる。
「ありがと」
そう言ってグラスを手繰り寄せると、一度瞬きをして
「うん、和に会えなくなる。」
薄暗い光を纏うBARの空間が
その顔立ちをより一層際立たせて
潤んだ瞳がゆらゆらと揺れた。
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pooh1221(プロフ) - 今、大学1回生のものです。中学３年の頃作者さん本人から占いつくーるの存在を教えてもらいました。今でもよく作者さんの小説を読ませていただいております。本当に文章表現が豊かで頭が上がりません。作者さんの更なるご活躍をお祈り申し上げます (2020年2月13日 16時) (
レス) id: 05dd12fe89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぱん | 作成日時：2019年11月11日 21時
