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growth ページ18
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時が経って、高校生になった俺らは
いつもと変わらない景色の中で過ごしていた
「和はさぁ、進路とか決めてんの？」
通学路の河川敷を歩きながら
頭ひとつ背の高い雅紀が横で呟いた
「…」
「お前頭いいんだから奨学金貰って進学したら？」
「んなの返せるか分かんねぇ」
「返せるよ！」
「どこに保証があんだよ」
「それは…」
夕暮れに日が傾いて、真っ赤に辺りが染まる。
高校を卒業したら、施設を出なきゃいけない。
「雅紀はどうすんの」
「俺はさ、就職しかないっしょ。」
「行きたいとこあんの？」
「んー、俺夢があってさ。
俺が作った料理を世界中の子供達に食べてもらいたい。」
一歩前を歩くその姿は出会った時から変わらなくて
「できるよ、雅紀なら。」
そう言うと、ちらりとこちらを見て微笑んだ雅紀は
ガキの頃から変わらない無垢な笑顔だった。
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pooh1221(プロフ) - 今、大学1回生のものです。中学３年の頃作者さん本人から占いつくーるの存在を教えてもらいました。今でもよく作者さんの小説を読ませていただいております。本当に文章表現が豊かで頭が上がりません。作者さんの更なるご活躍をお祈り申し上げます (2020年2月13日 16時) (
レス) id: 05dd12fe89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぱん | 作成日時：2019年11月11日 21時
