加護付きの指輪 ページ36
『…これは?』
「んふっ、それはね
私の力が詰まった魔石よ
これで私とアリスちゃんは繋がったの!
元々アリスちゃん自体に加護あげてたけど」
「…まぁ、簡単に言うと
私があげた指輪に加護がついたんだよ
これで何かあった時、役にたつと思う」
ほうほう、じゃあ世で言うレベルアップかな?
もしくはSレア以上の指輪を手にいれたと…
「そそ、白虎に会いたかったのよ
アリスちゃん、白虎召喚できる?」
『ホワイトですか?
…実を言うと契約してから一回も召喚していなくて…』
「まぁ!それは大変だわ!
今すぐ白虎を呼び出しなさい
“私のもとに来て”って願えば来るわ」
『(えーっと…ホワイト、来て)』
私は何となくホワイトを呼んだ
次の瞬間、空間に亀裂が走った
「…やっと呼びおったな、主よ」
亀裂から大きな白い虎がシュッと出てきた
…すごい不機嫌じゃん…
「…あら?あなたは擬人化しないの?」
擬人化?キャラクターを人間にするアレ?
「えぇ、実を言うとあなた以外にもいるのよ
四神獣をテイムした女の子
しかも二匹もね」
え、二匹?
…その子、チートな予感
そしていつか会うことになるフラグが…
「その子は二匹とも擬人化してるの
…魔術院が始まるまでここにいるのでしょ?
確か魔術院に通うはずだったわね、その子
会ったら教えてもらえばいいわ
えーっと、確か名前が…
“アーニャ・ネクロブラッド”だったかしら?
賢者様の孫弟子ね」
はいその子、チート確定
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