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私も、前世の事を探られたくは無いから。
如月「言い訳よ、そんなの。どうせ貴女、高尾くんの目の事も知らないんでしょ?」
貴女『・・・高尾君の、目?』
如月「鷹の目(ホークアイ)よ!」
ホークアイ?聞いたことがない。
元々、スポーツに関心が無かったから能力もわからない。
如月「図星ね?ホークアイはコート全体を、脳内であらゆる角度から把握する能力のこと。
本当になんにも知らないんだ!」
貴女『高尾君は周りの事をよく見て、気にかけています。』
如月「それはホークアイのおかげでっ」
違う。確かに、周りがよく見えると言うのは目の能力があるからなのかもしれない。
でも、誰かを気にかけたり困っていたら助けるのが彼だ。
貴女『彼は誰かが困っていたらちゃんと気遣ってくれます。
彼の優しさは目の能力と関係ありません。』
如月「ッ・・・でもっ!」
キーンコーンカーンコーン
その時、如月さんの発言に被せる様に予鈴がなった。
貴女『では、もう授業が始まるので戻りますね。
・・・それと告白云々はご自由にどうぞ。私に止める権利はないので。』
淡々と告げて呆然とする如月さんをあとにし、教室に戻るために扉を開けた。
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匿名希望 - 続編のパスワードを教えていただいくことは可能でしょうか。 (4月16日 16時) (レス) id: eabc278b73 (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - 続編が気になるのですがパスワードを教えていただきまさんか。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
理菜(プロフ) - 続編のパスワードを教えていただけませんか? (8月11日 15時) (レス) id: e915ea8413 (このIDを非表示/違反報告)
kikuti0914sora(プロフ) - 続編のパスワードを教えてもらうことわ可能でしょうか (2023年4月22日 17時) (レス) id: 0949eefd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸 椿 | 作成日時:2019年6月17日 20時