検索窓
今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:124,657 hit

ページ ページ28

*


-fkr side-




「お疲れ〜。ちょっと来客なんだけど、通していい?」

「あれ、福良さんお疲れ。来客?」

「前話してた幼馴染。川上の彼女」

「えっっっ!!!!川上の彼女来てるの!!?」

「伊沢落ち着いて」



伊沢が大声でいうもんだから、その場にいた須貝さん、山本、こうちゃんがこちらに寄ってきた。
後ろにいるAはというと顔を赤くして俺の服の裾を掴んでいる。そういうのは彼氏にだけやってあげて。



「え、今日川上さんいないですけど…」

「うん、だから来たの。A、ほら入って」

『お邪魔します…』



Aが入るとみんな声には出てないが「わっ」という口をしている。まぁ普通に可愛い方だと思うしね。野菜食わせてくる所は本当に可愛くないけど。



『えっと、AAです。拳くんにお願いして、今日は来ました。突然ですみません…』

「いえいえ、全然大丈夫だよ!ここの編集長兼CEOの伊沢です。よろしくAちゃん」



伊沢に続いてみんなも自己紹介をする。Aは緊張しているようだったが、須貝さんのナイスガイの須貝でーす!に笑わされたことで、表情が大分ほぐれていた。



「それで、Aちゃんはどうしてここに来ようとしたの?」

『あ、あのですね、大晦日に──────。』




「いいね、めっちゃ面白そう!やろう!!!」

「いやーいいねぇ彼女さん直々にこんな楽しそうなこと言ってくれて、川上幸せもんだなぁ〜〜」

「ほんとっすね…Aちゃん、絶対成功させようね!」

『わぁ〜〜ありがとうございます!!』

「にしても福良さん結構頑張らなきゃだね笑」

「そうなんだよ〜、A今度スイーツでも奢ってね」

『分かったよ、香川帰ったらあそこのプリン買ったげるから』

「ならちゃんと頑張る」

「福良さんってスイーツで釣れるんだね、覚えとこう。ありがとうAちゃん」

『え?は、はい…?』



そういう言われ方をするのは癪だが、妹みたいな幼馴染のAには少し甘いというのも自認している。
川上と出会ってからAはよく笑うようになった。そういう意味で川上に感謝するためにも、当日は少し頑張ろうかなと思えた。

次ページ→←バースデーサプライズ -kwkm*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (100 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
292人がお気に入り
設定タグ:QuizKnock , QK , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

浅間(プロフ) - いろさん» 返信が半年近く遅れてしまいすみません…!!!!コメントありがとうございました!好きと言っていただけてとても嬉しいです…。マイペースな更新で申し訳ないですが、もしよければ今後ともよろしくお願いします! (2020年7月15日 0時) (レス) id: 2921f9dd64 (このIDを非表示/違反報告)
いろ(プロフ) - 今更感すごいですがコメント失礼します!前々からすごく好きで見させていただいていたのですがとうとう好きが溢れました。好きです。失礼しました。 (2020年3月4日 21時) (レス) id: 5fbef9d1c0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:浅間 | 作成日時:2019年10月24日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。