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-fkr side-
「お疲れ〜。ちょっと来客なんだけど、通していい?」
「あれ、福良さんお疲れ。来客?」
「前話してた幼馴染。川上の彼女」
「えっっっ!!!!川上の彼女来てるの!!?」
「伊沢落ち着いて」
伊沢が大声でいうもんだから、その場にいた須貝さん、山本、こうちゃんがこちらに寄ってきた。
後ろにいるAはというと顔を赤くして俺の服の裾を掴んでいる。そういうのは彼氏にだけやってあげて。
「え、今日川上さんいないですけど…」
「うん、だから来たの。A、ほら入って」
『お邪魔します…』
Aが入るとみんな声には出てないが「わっ」という口をしている。まぁ普通に可愛い方だと思うしね。野菜食わせてくる所は本当に可愛くないけど。
『えっと、AAです。拳くんにお願いして、今日は来ました。突然ですみません…』
「いえいえ、全然大丈夫だよ!ここの編集長兼CEOの伊沢です。よろしくAちゃん」
伊沢に続いてみんなも自己紹介をする。Aは緊張しているようだったが、須貝さんのナイスガイの須貝でーす!に笑わされたことで、表情が大分ほぐれていた。
「それで、Aちゃんはどうしてここに来ようとしたの?」
『あ、あのですね、大晦日に──────。』
「いいね、めっちゃ面白そう!やろう!!!」
「いやーいいねぇ彼女さん直々にこんな楽しそうなこと言ってくれて、川上幸せもんだなぁ〜〜」
「ほんとっすね…Aちゃん、絶対成功させようね!」
『わぁ〜〜ありがとうございます!!』
「にしても福良さん結構頑張らなきゃだね笑」
「そうなんだよ〜、A今度スイーツでも奢ってね」
『分かったよ、香川帰ったらあそこのプリン買ったげるから』
「ならちゃんと頑張る」
「福良さんってスイーツで釣れるんだね、覚えとこう。ありがとうAちゃん」
『え?は、はい…?』
そういう言われ方をするのは癪だが、妹みたいな幼馴染のAには少し甘いというのも自認している。
川上と出会ってからAはよく笑うようになった。そういう意味で川上に感謝するためにも、当日は少し頑張ろうかなと思えた。
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浅間(プロフ) - いろさん» 返信が半年近く遅れてしまいすみません…!!!!コメントありがとうございました!好きと言っていただけてとても嬉しいです…。マイペースな更新で申し訳ないですが、もしよければ今後ともよろしくお願いします! (2020年7月15日 0時) (レス) id: 2921f9dd64 (このIDを非表示/違反報告)
いろ(プロフ) - 今更感すごいですがコメント失礼します!前々からすごく好きで見させていただいていたのですがとうとう好きが溢れました。好きです。失礼しました。 (2020年3月4日 21時) (レス) id: 5fbef9d1c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浅間 | 作成日時:2019年10月24日 17時