88.うどん ページ14
『こいつの髪どうなってんだ』
後ろに回り、ジィっと観察する。
髪のツヤ、質感どちらもうどんそっくりなのだが、よく見ると毛束のには細い髪が集まっていて普通の髪のようだ。
尾?「な、なんですか?」
『…別に。』
『学年組名前を言え。課題は合格にしといてやるから話しかけないで。』
尾?「え〜…まあいいか。五年い組尾浜勘右衛門です。というか天女様知らなかったんですか?」
『知るわけないだろ。一応言っとくけど、作品の名前も知らない。』
尾浜「嘘だろ…あんなに警戒してたのが馬鹿みたい…」
がくっとうなだれる尾浜。勝手に警戒して疲れてやんの。
でも、警戒しなくなって話しかけられるとかあったら困る。自意識過剰だと言われてもいいからそれは避けたい。
『………あんま信じない方がいいんじゃない。嘘かもよ。』
尾浜「え、」
『じゃ、着いたからさよなら。』
ガラッ
『1日に2回も呼び出すんじゃねぇ。で、なんの用?』
学園「おぉ、天女様。お越しくださりありがとうございます。もう一度、天女様にお詫び申し上げたいと思いまして…竹谷八左ヱ門、鉢屋三郎、不破雷蔵。」
すると、天井から何が降ってきた。
それは昨日私を襲った3人で、大川平次渦正の両隣に着地する。
竹鉢不「天女様、昨日の夜は大変申し訳ありませんでした。」
3人同時にそういい、頭を下げた。
学園「本当に申し訳ないと思っている。」
大川平次渦正も頭を下げた。
本当は他にも言ってやりたいことがたくさんあるけど、まぁいいや。
『私の部屋に入らない、近付かない。これで許してあげる。』
『それじゃ。』
大川平次渦正がありがとうございますとか言ってるのを聞きながら部屋を出る。
はぁ…
あの3人全然反省してないぞ…終始私の事睨みつけてたし。
部屋に近付くななんて聞く気ないだろうな。
猪名「あ、Aさんいた!」
きり「どうしたんですか?」
福富「暗い顔してます。まだ具合悪いんですか?」
『大丈夫だよ。元気、元気。3人は何してたの?』
まだ車に酔った感じの気持ち悪さは残っているが、そんなことを言ってこんな幼い子たちに心配させたくない。
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きゅー(プロフ) - 結さん» ありがとうございます!そろそろ更新頻度あげたいと思ってるので頑張ります!映画!!すごく!楽しみ!ですね!!! (5月9日 23時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 夢主かっこいいし、面白いです!続き楽しみに待ってます^o^頑張って下さい!あと映画楽しみですね(о´∀`о) (5月9日 16時) (レス) @page22 id: ddd45912ba (このIDを非表示/違反報告)
きゅー(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» わーい 頑張って続き描きますよォ!ピクニック編では夢主には癒してあげたいとこです。 (4月27日 21時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
おじいちゃんパンチ - ピクニック編気になりすぎる (4月25日 19時) (レス) @page17 id: 14d47f2dfd (このIDを非表示/違反報告)
きゅー(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» わああああああ!!!ありがとうございます!!たくさん更新できるように頑張りますねぇぇぇぇぇ!!! (3月18日 1時) (レス) id: 95cf1cf323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゅー | 作成日時:2024年2月20日 9時