検索窓
今日:11 hit、昨日:66 hit、合計:40,440 hit

21’’・ ページ31

手当をしていると目を疑うものがあった。細い腕の面積いっぱいに広がるあざ。留三郎がここまでやっていないのは見てたからわかる。ましてや他の忍たまでもないだろう。天女と関わったなんて話聞いてない。

じゃあ一体誰が…


もしかして、【れいわ】の人にやられたんじゃ…
その可能性を見出すと、見落としていた違和感を見つけた。



彼女は殴られ蹴られるのに慣れているようだった。頭は守り、後遺症も残りかねない脊髄を隠し、ダメージの大きいお腹を抱えた。
こんなこと偶然にするだろうか。


極めつけは殴られる時に見せた(はいはい、またですか)というような諦めた表情。
静かに終わるのを待つ姿。



あんなに憎かったのに、そんな感情は無くなってしまった。大丈夫だろうか、寄り添ってあげたい。でも、まだ怖い。



保健委員の子たちはみんな優しくて毎度天女に優しくしていた。でも、そんな優しさを天女は踏みにじる。許せなかった。




まだ彼女を信用出来ないけど、大丈夫だと確信が持てたら保健委員の子たちに会わせたい。あの子たちの優しい心に触れて欲しい。そう思った。





彼女の手当てをしながら見極めることを決めた。

22.一体誰が→←21’・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:忍たま乱太郎 , 天女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きゅー | 作成日時:2024年1月19日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。