恋煩い2 ページ2
「あ、赤也君!一緒にお昼食べに行かないかな…?」
昼休み、弁当を持って立ち上がると教室の前に立ってる佐藤先輩
「は?何で俺が佐藤先輩と食わねぇといけないんすか」
昨日考え込んで、決めた
佐藤先輩と喋って変になるなら、喋らなかったらいいいだろ
「っ、ごめん…」
チクリした痛みが胸に走る
だけど気にせず、そのまま廊下にでようとするとクラスメイトに話しかけられた
「おい赤也、何で先輩と食ってやらねぇんだよ」
「そうだぜ、先輩、泣いてどっか行っちまったのに」
佐藤先輩が?
そう思うと同時に、また胸がモヤモヤしだす
考えるだけでダメなのか
「んなもん知らねーよ」
もう考えないようにしようと思い直して、また足を進めた
***
「赤也、ちょっと待ちんしゃい」
その日部活に行こうとすると、仁王先輩に呼び止められる
「何で最近Aを避けとるんじゃ」
「?別に避けてないっすけど」
関わらないようにしてるだけで、避けてるわけじゃない
「なら、何で喋ってやらん」
腕を組み、俺を見下ろすように言う
「何でって…喋りたくないんすよ」
「なら、嫌いなんか?」
そこまで言われて、ハッと気づいた
俺は佐藤先輩と関わりたくないし、喋りたくもない
視界に入るだけで鼓動が早くなるから、存在自体気に入らない
これは、“嫌い” って言う感情なんじゃねぇか?
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SAKUYA(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます!!伝わったのなら凄く嬉しいです♪ (2017年3月5日 0時) (レス) id: 803887d167 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - はな梅。さん» ありがとう!!凄く嬉しい(///ω///)頑張ります!!! (2017年3月5日 0時) (レス) id: 803887d167 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - すごい・・・ 赤也の恋愛に疎い所もブンちゃんの優しさもちゃんと伝わって来ました!・・・泣きそう (2017年3月4日 12時) (レス) id: e57bac1066 (このIDを非表示/違反報告)
はな梅。(プロフ) - さくちゃん... 私涙が止まらないよ。こういう手の小説沢山読んできたけど、さくちゃんのが1番感動した(((( いきなりコメントごめんね!どうしても言っておきたかったの! これからも頑張ってね!!! (2017年2月28日 22時) (レス) id: 7e8244a6c1 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 別名でログイン中さん» うん、解決した…と、思う。ありがとう、心配してくれて!!本名なんて出さへんわ、笑 (2017年2月25日 10時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAKUYA | 作成日時:2017年2月7日 21時