27話 ページ27
店員の自意識過剰さにイライラがピークに来ていた俺は、冷たく見下した
女店員「そんな…何でぇ？エミリの、何がダメなのぉ？
こんなに可愛い子、他にいないよぉっ
ね、考え直そ？
エミリに買ってくれるよね？」
うざいなぁ。そう思った時
「うぜぇんだよお前。さっさと名前掘れや
可愛い？鏡見てから言ってくれる？
因みにお兄ちゃんの彼女、この子だから」
いきなりドアを開けて入って来た妹は、Aと一緒だった。
『えと…あの、精市…？』
おずおずと妹の後ろから出て来て、俺の名前を呼ぶ
幸村「Aっ！」
何でここに？
その質問よりも、Aを見ただけでストレスが全て解消した。
ぎゅっ
『きゃっ、精市…////』
勢いのまま抱きつくと、顔を赤らめる
その姿が今ではいつもの倍くらい可愛く見えて、更に力を込めて抱きしめる
『いたっ…精市、いたいよっ』
女店員「え…？」
幸村「こういうことだから。早くしてくれる？」
女店員「っは、はい…」
＊＊
『精市、あの女の人、大丈夫だったの？』
店を出てから、おずおずと聞くA
幸村「あんな人の心配してあげるなんて、Aは天使だね」
そう言うと、冗談やめてよ、と顔を赤くする。
割と本気なのにな…
さっきの女の人は、指輪の入った袋を受け取ろうとしたら
「本当に私じゃダメなの？！」
と聞いてきた。
そして間髪入れずに妹が殴ったため、今は伸びてるんだろう。
『そういえば、精市はあんな店で何してたの？』
幸村「Aこそ、何でここにいるんだい？」
『えっと…』
ふふ、上手く話をそらせたみたいだ。
バレたらつまらないからね。
鈍感って、こう言うとき便利だよね。
『あのね、精市の妹さん…？が、迎えにきてくれたの。
“さっきはからかってごめん、今、お兄ちゃん面白いことになってるから見に行かない？”
って』
「え、ちょ、Aちゃん、それは言わない約束…」
幸村「ふーん、俺の機嫌が悪かったあの状況をみて面白いと思ったんだ？」
「いえ、あの、1人で悩んでるとこが面白くて…？
まさかあんなことになってるとは思ってなくて？！
痛っ、ごめんって！コメカミ痛い！！」
コメカミを中指の第二関節でグリグリと抑える。
妹が相当痛がってるところを見て、満足したから離してあげるとまさかの反抗
「〜っ、鬼！！」
幸村「ねぇ、反省してる？」
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ライカ - やっぱり、泣ける…！ (2017年3月5日 23時) (
レス) id: 15e7e53f7f (このIDを非表示/違反報告)
羅維香 - 合格おめでとう！ (2017年2月18日 14時) (レス) id: d774c84c43 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 羅維香さん» うちも合格したよ！うん、頑張ろうね… (2017年2月17日 16時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
羅維香 - 完結おめでとう！最初から読み直したｗｗ私立高校合格しました！本命の公立に向けて残り2週間頑張ります (2017年2月17日 15時) (レス) id: d774c84c43 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - Yuu 漫画家目指すさん» ありがとうございます！！感動していただけたなら何よりです^ ^ (2017年2月6日 22時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAKUYA | 作成日時：2016年12月17日 23時
