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22話 ページ22





幸村「んー…」



眼が覚めると、ベンチに横たわっていた



『精市っ?!気がついた?良かった!!』



そう言って俺を抱きしめるA



幸村「A/////どうしたの?あれっ、みんなは?」



柳「ここにいる。
まったく、お前達を2人きりにしたくて置いて行ったというのに…
精市、お前はあれからずっと寝ていたんだぞ。」



幸村「え?今何時?」



赤也「5時半っすよ」



赤也の言葉で、目の前が真っ暗になりそうになった。



せっかくAと遊園地に来たというのに…



俺は、気を失っていただけ?



柳「精市、大丈夫か?確かにAの叫び声は凄まじいものだったが、気を失う程ではない。
お前は何か別の理由があったのではないか?
もしかして、病気の進行が…」



幸村「違う!!」



ビクッ



滅多に怒鳴らない俺が怒鳴ったせいか、全員の肩が揺れる



幸村「ごめん…でも、違うんだ…ありえない。
もしそうなら、外出許可は出されていないはずだろう?」



丸井「…だよな、幸村君に限ってそんなこと…
あるわけねぇよな?」



仁王「でも、今日は帰らんか?
倒れたんは、疲れたからじゃろ。
それに、もうそろそろ6時ぜよ。
俺は電車で帰るけぇ、あまり遅くまでは残れんのぉ…」



『そうだね…
ねぇ、柳君、私を置いて行ったのって、私のことが嫌いだから…』



柳「さっきも言っただろう?
さっきはああでも言わないとお前が折れなかっただろうからな。
…それでも、少し言いすぎた。すまなかった」



『い、良いの!ごめんね、変な気を使わせちゃって…
精市と私が喧嘩してるように見えたからなんでしょ?
私が精市を地味に避けてたから…』



幸村「えっ、そうだったの?」



柳「…そういうわけじゃないのだが…
精市、もう少しストレートに行かないと気づかないと思うぞ。」



幸村「あぁ…でも俺避けられてたんだね。傷ついたよ。」



『ごめ…だって、朝…』



柳生「朝が、どうかしましたか?」



『何もないのっ…/////』



柳「怪しいな…
まぁ、俺たちがAを嫌うことはない。
安心しろ」



そう言って蓮二がAの頭に手を置く



微笑み合う2人は妙に絵になって



幸村「そろそろ帰らないといけないから、Aは貰うよ」



Aを腕の中に引っ張る



『精市っ!!/////』



幸村「じゃあ、またお見舞い来てくれると嬉しいな。」



丸井「おぅ、任せとけって!それじゃあな!」



挨拶を交わし、それぞれ帰路に着いた。

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ライカ - やっぱり、泣ける…! (2017年3月5日 23時) (レス) id: 15e7e53f7f (このIDを非表示/違反報告)
羅維香 - 合格おめでとう! (2017年2月18日 14時) (レス) id: d774c84c43 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 羅維香さん» うちも合格したよ!うん、頑張ろうね… (2017年2月17日 16時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
羅維香 - 完結おめでとう!最初から読み直したww私立高校合格しました!本命の公立に向けて残り2週間頑張ります (2017年2月17日 15時) (レス) id: d774c84c43 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - Yuu 漫画家目指すさん» ありがとうございます!!感動していただけたなら何よりです^ ^ (2017年2月6日 22時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SAKUYA | 作成日時:2016年12月17日 23時

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