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「随分と肝が据わってるじゃねーか。痛い目見ねぇと分からねぇようだな。」
「ハハッ。ほどほどにしろよ。」
「見られた以上生きては返さねーけどな。」
1人がこちらに近づいてきた。
ガタイがいい、成人した男だ。
右手にはナイフがしっかり握られている。
「まずはお前からだ。ガキが生意気な目をしやがって。」
その男は真っ直ぐに赤司っちを睨みつけた。
赤司っちはそれを正面から見つめ返し、やがて小さくため息をついた。
「澪に手を出しただけでも重罪な上に身分の違いも理解出来ないとはな。
余程の低脳振りだ。」
「んだと…?」
「まあいい。
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死ね。」
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「あ………?」
スパッと、何かが切れる音が静かな部屋の中に響いた。
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ななこ - いや、もうホントに最高です (7月22日 16時) (レス) @page26 id: a908f91cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽるしぇ | 作成日時:2021年9月17日 22時