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「あれ、黒子っちは呼ばないんすか?」
「何故黒子を呼ぶと思った。」
「え?そういう方の話でしょ?」
緑間はその質問に溜め息をついた。
私も緑間の心情は理解出来た。
何故こういう事にはここまで鋭いんだと。
けれど、黒子を呼ばない理由に関しては私も不思議だった。
『私も、てっきり呼ぶのかと思った。』
「いや、あいつを呼ぶつもりはない。」
キッパリとそう言う彼に、私は驚いた。
黄瀬も訝しげな表情をして、口を開く。
「ちなみに何の話っすか?」
緑間はチラリと私を一瞥し、視線をテーブルの上にあるお茶の入ったコップを見つめた。
少しの間があって、ゆっくり彼は口を開いた。
「あの時の事を、知りたいそうだ。」
「…は?」
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作者名:ぽるしぇ | 作成日時:2021年2月20日 22時