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赤司と黒子は外に出た。

月明かりが彼らを照らしている。



「バスケに関しては相入れる事はないが、こういう面では尽く僕と気が合うと思っているよ。」


「そうですね。今の僕達は澪さんがいるから繋がっている。バスケでもそう出来れば嬉しいんですけれど。」


黒子は少し寂しそうに言った。

赤司は横目でそんな黒子を見やり、星空に視線を向けた。


「険悪でいたい訳では無い。全員の才能が開花してからはチームワークが無意味である事を知っただけだ。こうなるのは必然だ。」


「はい。分かっています。」



無表情にそういう黒子を、赤司はチラリと盗み見た。



息を吐いて、口を開く。





「テツヤ、1つ質問をしよう。」


「何ですか?」


「僕達とバスケでも繋がりたいか?それとも、澪で繋がりたいか。」


「どちらもですけれど…。それはどちらか選べと言うことですか?」


「あぁ。僕は、澪がいれば他は何もいらない。バスケなど捨てて構わない。そのくらいには、どうでもいい。」



赤司は、黒子に態とそんな質問をした。

その意図は黒子には理解出来なかったが、黒子は赤司を真っ直ぐ見つめ、口を開いた。



「僕はバスケが好きです。皆と楽しく出来たらいいと、そう思っています。



ですが、澪さんが絡んでくるなら別ですよ。侮らないでください。現にこうまでして澪さんの全てを僕は欲した。届く事はなくても、限りなく近づく為に。バスケくらい、僕だってやめて構わない。天秤にかけることさえ有り得ない事です。」



黒子はそう言い、滅多に見せない威圧を含んだ目で微笑んだ。

赤司は一字一句聞き逃さず、それを耳に入れた。

赤司は目を瞑り、その言葉を頭の中で反復した。






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設定タグ:逆ハーレム , ヤンデレ , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
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渡部真生(プロフ) - はじめまして☺️ このお話大好きです! リクエスト?なんですけど、名前設定出来るようにしてほしいです! (2月16日 21時) (レス) @page11 id: b82fcb3efa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽるしぇ | 作成日時:2020年11月16日 0時

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