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しばらくして、黄瀬が広間に戻ってきた。



「じゃ、俺ら解散でいいよねー。」


黄瀬の姿を確認し、紫原はソファから立ち上がった。

続けて他全員も立ち上がる。



「あぁ。くれぐれも他言は無用だ。」


「…さつきはどうすんだよ?」


「桃井には伝えても構わない。」


「本気か?」


青峰が訝しげな目で赤司を見た。

赤司はその視線を受け、クスリと笑った。



「あぁ。桃井はどちらかと言えば、こちら側だろう。」



意味はわかるな、と言うような目で青峰を見つめ、そう言った。


青峰は視線を外して数秒沈黙した。

やがて赤司に視線を戻し、そうだなと頷き、怠そうにドアを開けた。



「あ、それと明日から練習いかねーからな。」


「構わない。前にも言った通り、結果を出せば不問だ。」



青峰はその言葉に二つ返事をし、出ていった。



「赤ちん。澪ちんはもどってくんだよね?」


「あぁ。確実にな。」



「あそ。嘘だったら捻り潰すとかじゃすまないけどいいよね?」


「既に涼太が予約してある。」


「はー?抜け駆けじゃん。」


「怒んないでほしいっすよ!」


黄瀬と紫原は言い争いながら、出ていく。


緑間は何も言わず出口へ向かった。



「緑間君。」


黒子はそんな緑間に声をかけた。

緑間は顔を顰めて黒子に振り返る。



「2人きりの再開は、ダメですよ。」


「言われなくても分かっているのだよ。」


緑間はそう言い捨て、今度こそ立ち去った。





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設定タグ:逆ハーレム , ヤンデレ , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
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渡部真生(プロフ) - はじめまして☺️ このお話大好きです! リクエスト?なんですけど、名前設定出来るようにしてほしいです! (2月16日 21時) (レス) @page11 id: b82fcb3efa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽるしぇ | 作成日時:2020年11月16日 0時

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