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昇降口につけば、今まさに探していた青い髪の男が出るところだった。
『大くん!』
「澪。お前もサボりか」
大くんと呼んだ彼の名前は青峰大輝。
バスケ部一軍。キセキの世代の一人だ。
強面で肌が黒く、喧嘩っぱやいで有名だ。
そんな彼は気だるそうに歩いていて、声をかければ振り返りニヤリと笑った。
『違うよ、大くん。部活…行かないの?』
「何だ呼びに来たのか。もっと前に来ると思って時間ズラしたんだけどな。緑間と部活行ったんじゃなかったか?」
質問を質問で返され、しかも答えづらい事を聞かれてしまって言葉に詰まる。
一緒に居た所見てたのかな。
「お前も来い。サボるぞ。」
『えっ、あっ』
大股ですぐに距離を詰められ、腕を引かれて外に出てしまった。
『だ、ダメだよ、征くんに怒られる…』
「連絡しておいてやるよ。色々あったんだろ?部活行きたくないんじゃねーの。」
『そ、それは…』
青峰に知られていたみたいだった。
何故、とは思ったけれど、今まで何かあれば彼らは全員それを知っていた。情報の共有をしているのだろうと勝手に解釈した。
腕を引いていた大きな手はいつの間にか私の手と合わさり、手を繋いでいる状態になった。
皆、私を3歳児と勘違いしてない…?
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都月 もん(プロフ) - ありがとうございます!こういう作品が好きです!こちらこそよろしくお願いします! (2020年11月21日 7時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
ぽるしぇ(プロフ) - 都月 もんさん» なるほど!ありがとうございます。申し訳ございません今すぐとはいきませんが、近々変更させていただきます。今後とも、是非よろしくお願いいたします。 (2020年11月21日 7時) (レス) id: c9709ff1e2 (このIDを非表示/違反報告)
都月 もん(プロフ) - ぽるしぇさん» 登場人物を設定するのところでできますよ! (2020年11月21日 7時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
ぽるしぇ(プロフ) - 都月 もんさん» こんばんは。ご指摘ありがとうございます。お恥ずかしながら設定がいまいち理解出来ていなくて(--;) (2020年11月20日 22時) (レス) id: c9709ff1e2 (このIDを非表示/違反報告)
都月 もん(プロフ) - こんばんは,コメント失礼します!名前設定できるようにしないのですか? (2020年11月20日 21時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽるしぇ | 作成日時:2020年10月24日 0時