4. 彼とおれ A side ページ6
仕事も終わって、家に帰ってすることしてまったり時間！
まったりしてるとやっぱりカズちゃんのことが頭に残ってて、どうしても考えちゃう。
おれは、ソファに体を預けて、考えを巡らせていく…。
カズちゃんとは、Jr.になってから1番仲良しだったと自分でも思うし、多分カズちゃんも思ってる。
それくらい長い時間を一緒にいたんだ。
おれが嵐になるって決まったとき、1番喜んでくれたのもカズちゃんだったと思う。
自分は選ばれなかったのに、自分だって悔しいはずなのに、誰よりも喜んでくれたんだ。
「やったね！」って、「頑張れよな！」って、、、。
カズと仲良しだった松潤や翔ちゃん、よく知らなかったけど仲が良かったらしいリーダー。
自分だけ選ばれてないのはショックのはず…。
でも彼は、そんな表情を一切見せずに笑ってたんだ。
...
嵐になって、あんまり仕事がもらえなかったとき。
カズちゃんはよく、相談に乗ってくれた。
自分だって疲れてるはずなのに、嫌な顔せずに相談に乗ってくれたんだ。
忙しくなってからも電話は出来なかったけど、メールやLI○Eは毎日のように送ってた。
でも、、ある日…急に連絡が取れなくなった。
カズちゃんの実家にも休みの日に行ったけど、お母さんがでただけで、カズちゃんは居なかった。
行ったことのある家に行ってももう住んでなかった。
だから、少しずつではあるけど、距離がでてきて…。
そんなとき、嵐でジャニーさんに呼ばれた。
最初は単純になんだろうって思ってたんだけど、話が終わった後、ジャニーさんにカズちゃんのこと聞いてみようと思った。
だって、社長なんだから知ってるはずでしょ？
このまま、カズちゃんとどんどん距離ができて、忘れてくなんてこと、絶対に嫌だから！
「よし！そうと決まれば、当たって砕けろだーー！」
とう！っと起き上がり、ビールなどを片付けて、寝る支度をした。
明日がどうなるかはわからない。
でも！話してみないとなにも変わらないからね！
寝る支度も終わり、目覚ましをセットして布団に入った。
「…絶対にもう一回、ありがとうっていうんだ…」
もう一度、カズちゃんの笑顔がみたいんだよ…。
そんなことを思いながら、おれは眠った…。
その日の夢に、カズちゃんが登場したのは言うまでもないかな…(笑)
5. 羨ましかった彼 M side→←3. 消えた彼 O side
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作者名：華美月 | 作成日時：2023年1月8日 20時
