17 伏黒side ページ20
伏黒side
写真を片手に外に出る
とりあえずは虎杖達と合流したい所だが、生憎どこに居るのか分からない
まあ東京にいるのは確定し、呪術界総出で探してるらしいし…
それにしても
コイツに呪術界総出で探す価値があるのか？
虎杖や乙骨先輩のような人間なのか？
それほどまでに重要な人物なのか？
コイツについて分かっているのは顔のみ
どんな声で
どんな話し方で
どんな性格で
どんな風に生きているのか
1mmも知らない
というか五条さんも夏油さんも適当が過ぎるんだ←←
なんで写真だけ渡してくるんだよ←←←
「ハァ……」
あの人達の事考えてたら、頭痛くなってきた←←←
何も考えず、心を無にして探そう←←←
そっちの方が楽だし←←←
鵺や玉犬を出した方がいいか？
無駄に疲れる可能性もあるし……
そんな事を考えていた時
『ぁ、……ぁあの！』
聞き慣れない声がした
振り返れば、必死に駆け寄って来る人物が目に入る
フードを深く被っていて顔が見えないが、背格好的に同年代だと思われる
『あ、ハァぁあの、えと……ふぇハァ……』
必死に言葉を紡ごうとしているが、ずっと走って来たのか息も絶え絶えだ
「落ち着け、深呼吸しろ。何があったんだ」
普段なら不審者だと思ってしまうのに、コイツにはナニカを感じる
何を感じているのだろうか
そいつはまだ息も整っていないのに、急に顔を上げる
その勢いでフードが外れる
そいつの顔は、今多くの人間が探している
あの写真の少年だった
俺は驚きのあまり言葉を失っていた
すぐにでも誰かに知らせなければいけないのに
身体が動かなかった
そいつが握りしめてくる力が思ったより軽い事と
硝子さんが言った冗談が頭を回り続ける
『おねっが、いで、す…たす、助けて、ほしい、ん、です』
酸素を求め続けながら、俺に助けを求めて来る
その姿を見て、俺は理解した
さっき俺がコイツに感じていたのは
.
.
どす黒い
.
.
"庇護欲"だ
＿＿＿＿＿
どうもお久しぶりです(((
落ちは未定ですが、こーゆーの書くの楽しい人間なので
他のキャラ達にも書きます(((
闇落ちしためぐみんみたいになってますが
最後のアブナイ発言(？思考回路？)も
後々ちゃんとギャグ味になるための物なのでご安心ください←←←
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まチョコ - 面白いです。イラストなのかなと思ったんですがまさかの小説とは！！こんな展開好きです。これからも頑張ってください！！ (2021年9月25日 14時) (
レス) @page8 id: b9e98ac7b6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - とくめいさん» なるほど…調整していきますね！ご意見ありがとうございました！ (2021年7月3日 8時) (レス) id: 22afa4f87f (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます！！この作品で初めてコメント貰えたのですごい嬉しいです！！亀野郎ですがこれからもよろしくお願いします…！ (2021年7月3日 8時) (レス) id: 22afa4f87f (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - 左矢印が多いのが読んでて少し気になります。 (2021年7月2日 22時) (レス) id: a4b91c6d9c (このIDを非表示/違反報告)
マユ(プロフ) - お話読ませてもらってます!とても面白いです!!更新頑張ってください!!!! (2021年7月2日 1時) (レス) id: 366aac7a01 (このIDを非表示/違反報告)
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