【ハイキュー】誰かあいつを止めてくれ

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「え、城咲さんほんまにくれるん？」

「気にせんでええのに、なんか申し訳ないな〜」

「俺のは無いん！？」

『サムくんも銀島くんも気にしないでいいよ、是非もらって〜！
　宮侑のはない』

「なんでなん！？？」

『話聞いてた？私と君がギスギスして迷惑かけたお詫びにあげたのに
　なんで宮侑にまであげないといけないの？』


え、私渡す前に説明したよね？

え、耳ちゃんと機能してる？


「俺にだけ冷たいの何！？てかなんで俺だけフルネームの呼び捨てなん？？」

『あー腹立った時の名残が出ちゃう
　今日からは宮って呼ぶね』

「仲良しとどんどん遠なってってるけど大丈夫？侑でええで」

『りょーかいした宮』

「なんでやねん！！！」

『気が向いたら呼ぶ』

「そないに俺の事嫌いなんか…」

『うそうそ、侑よろしくね。私のこともAでいいよ』

「！！おう！よろしくなA！」



すっげぇキラキラスマイルじゃん

ワンコかよ



『まぁ、次にしつこくバレー誘って来たら嫌いになるかも…ね？？』

「それはほんまに悪かったから…」

「A、笑顔で圧かけんなや…」

『銀ちゃんにはかけないから安心してね』

「なんで銀だけなの」

『侑は当たり前、治は私の弁当食べた、すなりんは腹立つ』

「まって俺の理不尽過ぎない？」

「ちょっと腹減っとっただけやんか…」

『すなりんはもういいだろ
　治、その顔は許すしかないじゃんか』



そっからいろいろあって

サムくん→治

銀島くん→銀ちゃん

私のことは皆、名前呼びまで進化しました

私達やっとちゃんと仲良くなったな









＿＿＿＿＿
侑side

Aとも仲直り出来て、全員が名前呼びになったその日の夜




「なぁツム」

「何や？」

「Aは何であないにバレーするん嫌がるんやろう」

「はぁ？」

「下手なわけやないし、むしろめちゃくちゃ上手かったやんか
　何がそないに嫌なんやろうかって思って」

「そういえば…」



言われてみれば、俺も最初は謙遜とかかな…とは思っとったけど…



「まぁAの前で、バレーの話はあんまするもんやないし
　気にすんなや」

「おー」



この時はこんな感じで終わったけど

俺の頭の片隅にはずっと残り続けた

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