【ハイキュー】誰かあいつを止めてくれ

18　追加設定＆小話 ページ19

「なぁなぁA〜」

『んー？？』

「もぐもぐしながらこっち向かんで、可愛い」

『自分が呼んだんじゃん』



昼休み

雨宮くんが先生の呼び出しをくらい、莉華ちゃんは1人になりました

久しぶりに一緒に食べようってなったんだけど

前日に治に卵焼きをあげる約束をしてたんですよ

なので、すなりん・侑・治・銀ちゃんの男子バレー部と合流して

珍しい5人で食べてます

ちなみに莉華ちゃんコミュ強なので、すぐ仲良くなりました



『んで？なんですか莉華さん』

「前々から思っとったんやけど、その手袋何？」

「あーそれ、俺も気になってた」

「俺も」

「ふぉれも(俺も)」

「実は、俺も…」

『分かったから、とりあえず治は飲み込んでから喋ろ』



皆の言う通り私は両手に白い手袋をしている

材質は皮とかじゃなくて、柔らかい素材

そういえば、学校ではつけっぱだったな……



『んー…』

「あ、言いたない理由とかやったら全然言わんでええからな！？」

『あ、別に怪我とかそんなんじゃないから安心してww』

「じゃあ理由聞いてもいい、？」

『んっとねー、私小さい頃肌が弱くてさ、ずっと手袋してたんだよ
　で、今も付けてないと安心しないっていうか…』

「ほーん…癖みたいな感じ、か？」

『あ！そうそう！！』



ナイスだ侑



「Aの手見てみたい」

『へ？』

「私も！！」

『私の素手に需要あるの？？』

「「あるからお願いしてるんやんか」」

『真顔で言うなよ』



まぁ"今なら"、別に全然いいんだけどね

弁当を置き、手袋を外す

莉華に手の平を上に向け差し出す



『ほい』

「おー！すべすべやわぁ」

『なんかこしょばい』

「え、そーなん？」

『触られ慣れてないからかな…』

「ていうか、この前サーブ打った時もしとったよな？」

『…あーね、うん』

「よく手袋のまんまであないなん打てたな」

『天才だから』

「は？？？」

「お前らまた喧嘩始めないでよ」

「俺も触りたい」

『あ、どぞー』



今度は治の方を向いて出す



「ほんまや…めっちゃすべすべしとる」

『あんま褒めないで…』

「あれ、珍しく照れてんの？」

『顔は褒められ慣れてるけど、手はあんま無いから』

「最初のは聞かなかった事にしよ」

『すなりんなら知ってるで、しょ！？？』



すなりんと話していたら手に冷たい感覚があって、治の方を見ると

私の指を咥えていた




＿＿＿＿＿
小話あと1話続きます…

19　小話続き→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す