３４. ページ6
「思ってたより酷いな…」
人間界へ来たチョロ松は呟く
人間界の季節は夏なのに、今は冬のように寒い
そして、地震などの自然災害が多発しているらしい
「とりあえず清めないと…」
チョロ松が呪文を唱えると、そこら中に漂っていた黒いもやが消えた
そして、新たに結界を張ろうと呪文を唱える
天界から結界を張るよりも、現地に出向いた方のが効き目が強いのだ
しかし
「えー!?ちょっとこれ消したの誰!?
僕結界を張るために人間界回ってたのに！
水の泡じゃん！」
叫び声の方を見ると、そこにはチョロ松と同じ顔…トド松がいた
「もう…パイモンさんは？いない…もう！
あれ？チョロ松"兄さん"だ、久しぶり〜♪」
冷たい目でチョロ松に笑いかける
トド松は知っていた…前世を
チョロ松が兄だということを
だからといって、天界を滅ぼすことには変わりないのだが
「もしかしてここにあった黒いもや、兄さんが消したの？
ま、そうだよね、ここにはチョロ松兄さんしかいないから」
「トド松…記憶があるのか」
「まあね♡シコ松兄さんだって」
「シコ松やめろ」
そう、チョロ松にもあったのだ…前世の記憶が
「僕は前世で兄さん達と仲良くしてたからって今さら行動をやめることはないよ
今はお互いに敵だから」
冷たく光る桃色の目でトド松は言う
「僕だって、たとえ前世での兄弟でも天界を守るためなら攻撃する
今は兄弟じゃないから」
チョロ松も負けじと睨み返す
「…ま、これがカラ松兄さんじゃなくて良かった
ああいう馬鹿だと話が進まないし」
「僕も今そこにいるのがトド松で良かったと思ってるよ
おそ松兄さんだと話が通じないからね」
はは、と笑いあう
「かかってきなよ、トド松」
「もちろん…チョロ松」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鶯(プロフ) - 雪にゃんこさん» ありがとうございます！完結しました〜いや〜ありがとうございます。 面白いなんて言われた（？）のは初めてですなんか凄く嬉しいです本当に…他の作品にも手を出して頂いてもう本当に感謝で一杯です…これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年3月27日 22時) (
レス) id: 2a72e67ce6 (このIDを非表示/違反報告)
雪にゃんこ - 完結してよかったです(^^♪鶯さんの小説、作風が面白くて好きです！ (2018年3月27日 19時) (レス) id: 9d6418c99f (このIDを非表示/違反報告)
鶯(プロフ) - のーてんきさん» 楽しんでいただけて光栄です！イメ画…マジっすか(神かよ) えっとですね、占ツクの方に画像申請していただいて、許可されたらURLが出てくるそうなので、それをコメント欄に載せていただければ！お手数ですが、よろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年1月21日 20時) (レス) id: 2a72e67ce6 (このIDを非表示/違反報告)
のーてんき - 完結してよかった！本当に面白かったです！イメ画を送りたい(？)んですが、やり方が分かんない･･･←← (2018年1月21日 12時) (レス) id: 5a4de6dfa1 (このIDを非表示/違反報告)
鶯(プロフ) - 小悪魔さん» 有り難うございます！！！！！応援よろしくお願い致します！！！！！ (2016年11月21日 6時) (レス) id: c6d2131af4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鶯 | 作成日時：2016年10月15日 12時
