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33. ページ5

「塔って何処かな〜」

破れた結界から中に入り、おそ松はのんびりと歩いていた

先ほど蒼海は塔にいるのだという情報が入ったからだ

「お、あれかな?」

塔らしきものを見つけ、思わず駆け寄る


ベンッ


「いっつう…結界かよ…」

諸に頭をぶつけてしまったおそ松は額をさすりながら、先ほどの剣を出し、結界を破る

「うぇ…何これ強っ」

先ほどの結界よりはるかに強く、何とか破れたがおそ松の剣はボロボロになっていた

「悪魔…!」

結界で隠れていた人物が姿を現す

カラ松だった

「あ、お前蒼海の教会にいた奴じゃん

なんだっけ、名前」

「悪魔に名乗るわけないだろう」

「ふーん、別にいいけど

俺はおそ松!よろしくな」

笑いながらカラ松に言う

もちろんおそ松はカラ松の名を知っていた

ただ、カラ松の態度を見たかっただけだった

が、カラ松は無視して聖書を開き、呪文を唱える

「え、いきなり攻撃?!怖っ」

カラ松から放たれた青い光をギリギリの所で避ける

「うわ…羽焦げちゃったんだけど…


…お前、強いじゃん」

おそ松は楽しそうに笑って言った

「悪魔に手加減などするわけない!

これでトドメを刺してやる」

憎々しげにおそ松を睨むカラ松

それだけ天界に対する思い入れが強いのだろう

カラ松の目は蒼く澄んでいる

「まあ天界を守ろう!って気持ちは分からなくもないけど…

お前が俺を倒せるとでも思ってるの?」

軽蔑的な目でカラ松を見るおそ松

「俺だけじゃなく、俺たちで、だ

お前だってわかるはずだ」

おそ松は、はあ…とため息をつくと、カラ松に言った

「そーゆー綺麗事、すっごいウザイ

綺麗事言ったって何も変わらないし

まずお前はここで俺に殺られるんだから」

「殺られるのはお前の方だ、おそ松」

「ふん…かかってこいよ、カラ松」

おそ松は禍々しく光る赤い炎を手の上に乗せながら、そう言った

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(プロフ) - 雪にゃんこさん» ありがとうございます!完結しました〜いや〜ありがとうございます。 面白いなんて言われた(?)のは初めてですなんか凄く嬉しいです本当に…他の作品にも手を出して頂いてもう本当に感謝で一杯です…これからもどうぞよろしくお願いします! (2018年3月27日 22時) (レス) id: 2a72e67ce6 (このIDを非表示/違反報告)
雪にゃんこ - 完結してよかったです(^^♪鶯さんの小説、作風が面白くて好きです! (2018年3月27日 19時) (レス) id: 9d6418c99f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - のーてんきさん» 楽しんでいただけて光栄です!イメ画…マジっすか(神かよ) えっとですね、占ツクの方に画像申請していただいて、許可されたらURLが出てくるそうなので、それをコメント欄に載せていただければ!お手数ですが、よろしくお願い致しますm(_ _)m (2018年1月21日 20時) (レス) id: 2a72e67ce6 (このIDを非表示/違反報告)
のーてんき - 完結してよかった!本当に面白かったです!イメ画を送りたい(?)んですが、やり方が分かんない・・・←← (2018年1月21日 12時) (レス) id: 5a4de6dfa1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 小悪魔さん» 有り難うございます!!!!!応援よろしくお願い致します!!!!! (2016年11月21日 6時) (レス) id: c6d2131af4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年10月15日 12時

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