38 ページ38
「…蒼太?大丈夫?頭打った?」
蒼太「あ…」
蒼太も自分でもよく分かってないような顔している。
私も理解できない。
「と、とにかく…私は蒼太と話さないのはモヤモヤするから家の中でだけでも」
蒼太「…そうだね、お姉さんがそこまで言ってくれて…ちょっと嬉しいかな」
なんか…調子狂う。
蒼太があんなこと言うから…
―――ピロピロ♪♪
「電話?出ていいよ」
蒼太「…あ、うん」
いい所で電話かかってくるな…
顔が熱い…もう、なんで…
蒼太「…え!?ユリコに!?」
…ユリコ??
蒼太「うん…分かったよ。すぐ行くからそこで待ってて」
「蒼太、何かあったの?」
蒼太「ああ、瑠璃が帰り道に過呼吸になっちゃって」
「え、それ大丈夫なの?」
蒼太「大丈夫、怖いもの見ただけだから」
…どういう事??
瑠璃ちゃんは怖いものがあるの?
おばけとか?
「分かったよ。なるべく早く帰ってくるのよ」
そう言うと
蒼太は振り返って、私の頬に軽くキスをした。
蒼太「いい子で待ってて?お姉さん」
「ばっ…!!!!」
顔を見れない、なんなの!?!?!?
蒼太はにやにやしている。
蒼太「お姉さんのその頑固な恋愛観、俺がぶっ壊してあげる」
それだけ言って行ってしまった。
―――バタン
「…え」
159人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲羅(プロフ) - ずっと待ってます!頑張ってください! (2020年11月26日 19時) (レス) id: 48e52be5f7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 了解です! いつも素敵な作品をありがとうございます(*´ω`*) (2020年11月26日 0時) (レス) id: b8ba54da77 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 了解でっす!いつでも待ってます!! (2020年11月26日 0時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - すっごく好きです!!頑張ってください! (2020年11月1日 22時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セピ | 作成日時:2020年10月17日 17時