あくまで恋じゃない【名前変換オリジナル】

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蒼太side






「瑠璃！大丈夫か！？」





俺が家を出て、瑠璃の家に向かっていく途中
公園の近くで瑠璃はしゃがみこんでいた。




瑠璃「…蒼太？」






泣きそうな顔をして、瑠璃はしゃがみこんでいた。
いつものピンクの頬や唇は青みがかって、笑顔の瑠璃は一気に元気を無くしていた。







「ユリコに何かされたのか？」



瑠璃「ううん…ただ肩がぶつかっただけ」



「そっか…」







あれから瑠璃はユリコをかなり拒絶するようになった。高校まで同じだったがクラスは別だった。
なのであまり関わる事は無い




「瑠璃…やっぱりバスで帰った方がいいんじゃ…」



瑠璃「大丈夫…瑠璃は大丈夫」


「でも…」







瑠璃は俺の肩にしがみつくと、血相を変えた。








瑠璃「それより蒼太」







「どうした？」









瑠璃は俺の肩をガッ掴んで真顔で言った。









瑠璃「約束、破ったね」



「え？」






瑠璃「絶対って言ったのに！！！やっぱり蒼太は瑠璃から離れるの？！なんで！？瑠璃を守るって言ったよ！？」



蒼太「瑠璃のことは守るよ、だからお姉さんは関係な…」


瑠璃「ヤダなの！！瑠璃は蒼太が椎奈さんに気があるの嫌なの！！」








…瑠璃








「…ごめんね」







俺は瑠璃を守らなきゃいけない
だけど…





俺はこれでいいのか…？

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