C fifty-five ページ16
｢僕から提供出来るのはこんなもんですけど…。役に立ちますかね？｣
｢いや、とても重要な情報ばかりだ。参考にさせてもらいましょう。｣
｢あ、なら良かったです。｣
ぴくとは安心した表情で笑う。グルッペンはそんな彼を見た後、顔を引き締めた。
｢さて、ここから本格的に準備が始まる。幹部の強化もだが、兵士や訓練生の訓練も必要だ。教育係が必要になるな…ゾム。｣
｢なんか嫌な予感すんねんけど。｣
｢頼んだ。｣
｢嫌。無理。面倒。疲れる。｣
｢何もお前に全て委ねるわけじゃない。それに、お前の指導による実績はもう得ている。総統命令だゾ。｣
｢なんやねん実績って。｣
｢なーショッピくーん？｣
｢そっすね。適任なんじゃないですか？｣
｢お前それ俺に押し付けたいだけやろ。｣
｢やだなぁ、そんな事俺が思うわけないじゃないですかー。恩師にそんなに無礼働かないですよー。｣
｢こいつ嘘くせぇ…！｣
｢じゃ、そゆことで。｣
グルッペンが無慈悲に言い放つと、ゾムは暫く脱力してから｢…ッチ、分かったよ。やりゃええんやろ。｣と苦々しげに吐いた後、｢あんま期待せんでな。｣と怠そうに言った。
｢後は…もっと詳しい情報についてはもうエーミールに集めてもらっている。エミさんとトン氏が居ないのはそうゆうことだ。あと仕事があるのは、俺とオスマンか。｣
｢そやね〜。俺は喧嘩売る作業があるし、グルッペンは国民に臨戦態勢に入る事伝えて避難所とかの設置頼まなあかんし…。あ、あとライン組まな。｣
｢そうだな。物資はどこに頼もうか？｣
｢ん〜。こんだけ最低な
｢それもそうか。いっその事大国に頼んでコテンパンにしてやろかな。｣
｢ええかもね。最近外交で良好な関係作れとるとこ何個かあんで。｣
｢ほう。それはいいな。支援していただこかな。｣
実に楽しそうである。幹部らはやれやれと呆れた。
｢グルッペン、グルッペン。一回会議締めんか？ゾムとか今日から指導せなあれやし、他のメンツも特訓あるんやろ？｣
兄さんが笑いながら言うと、それもそうだな、とグルッペンは表情を総統らしく正すと、会議を閉じた。その瞬間、幹部らが勢いよく立ち上がる。
｢さ、シバきに行こ。｣
｢ゾム、程々にな。｣
｢今日俺と闘らへん、ショッピ君？｣
｢コネシマさんっすか。いいっすね。｣
そんな彼らの後ろ姿を見ながら、総統は笑った。
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壱(プロフ) - 初コメです この作品ずっと見てます！！大好きです！ 神作品ありがとうございます！ (2022年1月14日 10時) (
レス) id: 135ae75002 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 紫陽花さん» 読んでくださってありがとうございます！お客様が神様の精神でやっております^ ^いずれにしても、嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2019年10月23日 20時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - 最近読んだんですけど神ですかね？神ですよね！本当に好きです！ (2019年10月23日 19時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 鈴蓮さん» おぅっ！？鈴蓮さんありがとうございます！まさか読まれているとは…くそ長い作品にお付き合い頂き、本当にありがとうございます！ (2019年10月16日 12時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蓮(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∇｀*) (2019年10月16日 12時) (レス) id: 4a95fce3d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽいぽい | 作成日時：2019年7月27日 20時
