今日:21 hit、昨日:3 hit、合計:32,535 hit
小｜中｜大
sugar cigarette【SM】by.S ページ6
.
｢ただ今戻りました。｣
"櫻井さん...、今日も素敵..."
"ほんと、恋人にしたい上司No.1"
ヒソヒソと女子社員の話し声が
あちこちから聞こえる
仕事は完璧。
むしろ、それ以上の出来で
もちろんルックスだって百点満点。
｢あ、Aさん
この間の資料...、ありがとね??助かった｣
優しくて気づかいもできて、なにより紳士。
マイナスポイントなんてあの人には存在しなくて
てゆーか、あったところで
それすら、きっと加点になっちゃう
"櫻井さん、ほんと、かっこいい"
"ずるーいｯ、私も櫻井さんと喋りたいｯ"
女子社員はもちろん。
男子社員だって憧れる。
それが、俺の上司。
櫻井 翔。
ほんと、おもしろくない。
あんなに女子社員にちやほやされちゃって。
確かに仕事できるし、
かっこいいとは思うけどさ。
なーんか、やだ。
いけ好かないってやつ??
俺はジャケットを脱いで、シャツの袖をまくった。
仕事に集中するために。
仕事に熱中しちゃえば
彼に気が向くこともなくなるし。
奇跡みたいな角度で見える、彼のデスクも。
視界に入らなくなる。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：storm quintet x他4人 | 作者ホームページ：.
作成日時：2014年10月29日 23時
